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転職で年収600万円アップしたのに3か月で退社…その理由は?

 あなたは現在、自分が受け取っている年収の額についてどう感じているだろうか? その多寡に限らず、認識と現実とにギャップを抱えている人は少なくないだろう。そこで、SPA!では有識者の監修のもと、自分の価値の見出し方を挑んだ! 自分の値段を査定せよ

転職エージェントが語る「値つけの難しさ」

 転職のマッチングを行うエージェントたち。そんな彼らには、昨今の会社員の「自分の値段」に関する認識はどう映るのか? 「転職未経験者で正確に把握できている人は皆無」と語るのは大手人材会社で転職エージェントを務める川村健さん(仮名)。 「かつてと比べると、活発になっているとはいえ、積極的に転職を考えている人はまだまだ少数。そんなキャリアに無頓着だった人がメディアの情報などの影響から急に『自分の値段』を意識しても、明らかに高すぎたり、低すぎたり、見当違いな『価格設定』をしてしまうことが珍しくありません」  結果、買い叩かれるケースももちろん少なくないが、意外にも好条件で決まるケースも決して珍しくないという。 「今は多くの業界で人材不足が続いていますし、スタートアップも即戦力を探して求人をかけることが増えました。売り手市場になってしまったため、新規事業立ち上げ経験やマネジメント経験などを面接で過大申告したにもかかわらず、会社側がそれを見抜けず、入社させてしまうことが多々あります」
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スペック以上の好待遇採用の行く末
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