20代、30代と比べて狭き門とも言われる40代の転職。しかし、20〜30代と比べて年収も高く、役職などポジションのある40代は、転職に成功すれば収入面だけでなく、前職よりも優れたワークライフバランスを手にすることもできる……とも言われている。 　こうした40代の転職活動を支える大きな味方と言われているのが転職エージェントの存在である。彼らは転職希望者と面談し、内定までをサポートするのが仕事だ。実際、筆者の周辺でも転職した30代後半〜40代の知人、友人たちは口を揃えて「エージェントを使ったら楽だった」と話す。 　そこで今回は転職成功者たちに、転職エージェントの活用法を聞いてみた。 　金融機関からコンサルへ転職した山本博昭さん（仮名・42歳）は「久しぶりに転職する人、初めて転職をしたいと考えている人ほどエージェントを使うべき」と力説する。 「転職エージェントは募集をかけている企業に対して、どんな人を採用したいのかをかなり詳しくヒアリングしています。さらに過去にそのエージェント経由で入社している人がいる場合、面接の傾向やどんな経歴の人が採用されたかという情報を蓄積して持っています。そうしたデータを活用してアドバイスをしてくれます」 　また、山本さんによれば、「基本的に転職サイトやエージェントは登録無料。無料なのに履歴書や職務経歴書の添削、面接のアドバイスまでしてくれます。コレを活用しない手はない」という。