― 英恵さん（仮名・49歳）専業主婦の場合 ― 　シックなワンピースに身を包む姿は清潔感があり、高収入な家庭の良き妻・良き母にしか見えない英恵さん。短大卒業後は家事手伝いを経て、お見合いで夫と結婚。結婚の目的は生活の安定だったので、夫とは結婚当初から愛情はなく、性生活は子づくりが目的。出産後は当然ながらセックスレスになった。 「夫は仕事で忙しく、私が平日はどこで何をしているかも知らない。学生時代はそれなりに遊んでいたので、ある程度、子育てが落ち着いてからは、ちょくちょく浮気をしているんです」 　主にFBを中心に男性と出会っている。最近では在日外国人が利用する海外の出会い系アプリにも手を出し始めた。 「この人だったらいいかな？ という人と何度かメールをやり取りして、大丈夫そうだったら会う。家庭を壊さないように恋愛を楽しみたいので、映画や美術館などデートもきちんと楽しめる人であることが一番。H自体はノーマルです。素敵なシティホテルなどムードのあるところで、『好きだよ』とか『キレイだよ』とか言われながら濃厚なHをしたいんですよね」 　英恵さんにとって、浮気の時間は、ヨガやエステのような心身をリフレッシュさせる趣味の時間なのだという。 ― 史乃さん（仮名・48歳）バツ1・シングルマザーの場合 ― 　30代半ばで離婚。女手ひとつで必死に子育てしてきた史乃さん。一人息子が大学を卒業し、独り暮らしを始めたのは昨年のこと。以降、空の巣症候群になってしまった。 「離婚後に恋人やセフレは何人かいました。真剣な交際ではなく、Hもできてお酒を飲みながら話せる相手がいるといいなという感じ。Hもスポーツ感覚で、いろんなプレイをしましたね」 　好奇心の赴くままに挑戦し、未知の快感を貪る。だが、お互いの私生活には入り込まない。そんなドライな付き合いを好んでいた。しかし、息子の独り立ちで、気持ちの変化が起きた。 「老後に一緒に過ごすパートナーが欲しいなと思うようになり、独身やバツイチ男性との出会いにも興味が出てきました。将来を見据え、常時、2～4人の男性と並行的に付き合っています。もちろん体の相性も大事。下半身に元気のない男性だとつまらない。今、付き合ってる最高齢は57歳ですけど、会うたびに3回はしてます。ドーピングはしてるけど、すごく硬くて気持ちいいんですよ（笑）」 　というが、経験豊かな史乃さんを心身ともに満足させられる男はいるのか。 ＜取材・文／オフィスキング＞ ― 恋するアフラフィフ人妻 ―