遅咲き中年の星! 俳優・小手伸也の知られざる素顔 大河や月9でお馴染みの「シンデレラおじさん」
NHK大河ドラマ『真田丸』(’16年)の塙団右衛門、『仮面ライダーエグゼイド』(’17年)の天ヶ崎恋とアクの強いキャラで存在感を放ち、今年に入って『コンフィデンスマンJP』、現在放送中の『SUITS/スーツ』と2本の“月9”ドラマに出演。今もっとも注目のバイプレーヤーと言える小手伸也。自らを「シンデレラおじさん」と称し、44歳にしてブレイクした“遅咲き中年の星”へのロングインタビューは、SPA!との意外な接点から幕を開けた。
――近年のご活躍には目を見張るものがありますが、失礼ながらまったくノーマークでした。すみません。
小手:いえいえ(笑)。でも、一応SPA!さんにはマークされていたんですよ。今から17年前に、「ネクストブレイク100人」みたいな特集で、そのなかのちょうど100番目に選ばれたんです。ただ、そのときは小手伸也の「伸也」が、「信也」になってましたが(笑)。
――それは大変失礼しました! ところで、ここ最近の人気についてご自身はどう思っていますか。
小手:たまたま仕事を立て続けにいただいているだけで「俺、キテるな」みたいな感覚はないです。あくまで積み重ねの上に“今”が成り立っていると思いますし、もし僕が作品に当てはまるパーツになれているのだったら、それは非常にありがたいです。でも僕、パーツとしてはかなり“いびつ”なんですよね。
――それはどういう意味でしょう。
小手:僕はバイプレーヤーの中でも最終調整のコマとして選ばれがちなんですけど、いびつなぶん、うまくハマらないことが多かったらしく、「名前は挙がったんだけどねぇ……」みたいなことが昔から何度もあって。たとえるならテトリスの長い棒ですよ。「今はいらないんだけどな~」みたいな。
――どこに置けばいいのか悩む、と。
小手:ただ、バーンとハマったときはすごい快感があるらしく、よくAPさんやプロデューサーさん、キャスティングの方から言われてきました。特に、ここ最近の作品では「よっしゃ!」みたいな手ごたえをすごく感じてくださっているみたいです。無理して身を削って整ったパーツにならなくてよかったなと思うし、僕自身「こうやりたい」よりも「こういうことをやってほしい」という要求に応えるほうが好きなので。
44歳でブレイクした「シンデレラおじさん」の正体
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