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クルマバカが選ぶ「平成のベストカー」は何? ゆく年くる年クルマ放談

 清水草一×渡辺敏史による年末恒例の自動車放談。今回は愛すべきクルマバカの2人が平成を振り返り、新時代に思いをはせる“ゆく時代くる時代”版! オートクラブ

クルマバカが選ぶ平成のベストカーはこの2台!

――まずは’18年カー・オブ・ザ・イヤーを選んでください。 清水:全体的にしょぼいんだよね、新車のラインナップが。 渡辺:そのなかで言えば、トヨタのクラウン、カローラ、センチュリーというトリプルCが揃って変わったのは滅多にないこと。 清水:惑星直列級かな。 ――’19年10月の新天皇即位パレードはセンチュリーですよね。 渡辺:センチュリーしか題材はないでしょう。 清水:大変だね、あれをオープンカーにするのは。 渡辺:いかにヤン車感を漂わせないようにするかが見どころでしょう。 ――もうつくってるんですか? 清水:トヨタには依頼がいってるんだろうか。それとも正式依頼はまだないけれど、ウチしかないとトヨタが勝手につくりはじめてるとか。 渡辺:正式依頼はなくても、ブルペンでは相当投げ込んでるでしょう。 ――センチュリーは実際乗るとどうなんですか? 渡辺:相当上等なサルーンです。 清水:ロールスロイス・ファントムを超えたよ! まるで新天皇の即位に合わせたかのようなセンチュリー20年ぶりのフルモデルチェンジ、こんなめでたいことはない! 渡辺:慶事感ありますよ。 ――じゃあ、’18年のイヤーカーはセンチュリーでいいですね? 清水:ほかの媒体で言ったことが違うけど(笑)。カーマニア向けにはルノー・アルピーヌ。一般誌向けにはセンチュリーということで(笑)。
オートクラブ

SPA! CAR OF THE YEAR 2018-2019【トヨタ・センチュリー】1960万円

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平成のニッポン自動車業界振り返り
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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