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天皇陛下「運転卒業」で浮かんだ疑問 皇居内でも免許いるの? 愛車はなぜインテグラ?

 天皇陛下が23日の85歳の誕生日を機に、自動車の運転を取りやめるご意向だという。

 報道によると、陛下は「1954年3月に免許を取得し、週末に皇居内のテニスコートや東御苑に向かう際、助手席に皇后さまを乗せて運転してきた」とのことだが、来年1月に有効期限が切れる自動車運転免許の更新もなさらないという。

皇居

皇居は私有地じゃない!?

 皇居内は私有地なので、免許はいらないのでは? とも思えるが、皇居の敷地は私有地ではなく国有地。そこに設けられた道は、道交法の適用を受ける「道路」であり、免許は必要ということになるようだ。

天皇陛下はどうやって自動車免許を取得した?


 ここでひとつ疑問がわく。疑問というより謎と言ったほうがいい。それは、「天皇陛下は、どのようにして自動車免許を取得されたのか」ということだ。

 技術の習得や試験に関しては、皇居内で行われたが、それ以前に、皇族には通常の戸籍がない。正確には「戸籍法の適用を受けない」という言い方になるが、戸籍がないのだから住民票もない。それで免許が取れるのだろうか。

 皇族には、戸籍の代わり(?)に、「皇統譜」というものがある。「天皇には戸籍がないので、パスポートの発給が受けられない」「海外に出られるのは公式訪問のみで、プライベートな海外旅行はできない」とも言われるが、実際には、天皇皇后両陛下以外の皇族にはパスポート(外交官用)が発給されている。
 
皇室典範

皇統譜の形式等は皇室典範や皇統譜令に定められている

 つまり天皇皇后両陛下は、海外渡航の際にパスポートがいらない「元首扱い」だから取らないだけで、取ろうと思えば取れるのかもしれない。その流れで、「自動車免許取得も可能」ということかと推測する。

「皇族には戸籍がない」というと、まるで日本国籍がないようなイメージになるが、そうではなく、「皇統譜という特別な戸籍がある」と考えるべきなのだろう。

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愛車インテグラは陛下のお人柄を思わせるチョイス

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