天皇陛下「運転卒業」で浮かんだ疑問 皇居内でも免許いるの? 愛車はなぜインテグラ?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
天皇陛下が23日の85歳の誕生日を機に、自動車の運転を取りやめるご意向だという。
報道によると、陛下は「1954年3月に免許を取得し、週末に皇居内のテニスコートや東御苑に向かう際、助手席に皇后さまを乗せて運転してきた」とのことだが、来年1月に有効期限が切れる自動車運転免許の更新もなさらないという。
皇居内は私有地なので、免許はいらないのでは? とも思えるが、皇居の敷地は私有地ではなく国有地。そこに設けられた道は、道交法の適用を受ける「道路」であり、免許は必要ということになるようだ。
天皇陛下はどうやって自動車免許を取得した?
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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