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「2018年一番面白かったドラマ」大人の男が選ぶTOP10 『西郷どん』が3位、1位は?

気になるTOP3、1位は“イケオジ”が活躍するあの作品

 さて、いよいよTOP3の発表である。  3位は、マッチョ俳優の鈴木亮平が西郷隆盛に扮した『西郷どん』。全47回の関東における平均視聴率は12.7%で、残念ながらNHKの大河ドラマとしては2012年の『平清盛』、2016年の『花燃ゆ』(どちらも平均視聴率12.0%)以来となる低成績に終わってしまった。

 とはいえ、「歴史が好きなので、幕末から明治維新につながる志士たちの活躍は見ごたえがあった」(長野県・40歳男性)というコメントからもわかるように、大河ドラマには一定の需要があることは間違いないだろうし、おじさんはなぜだか、歴史にロマンを感じやすいものだ。それに、西郷隆盛の出身地である鹿児島地区では平均視聴率30.2%と、関東とは比べものにならないほどの受け入れられっぷり。来年は、鹿児島までドラマの聖地巡礼の旅に出るおじさんが続出してもおかしくない。  続いて2位は、同率4位にseason17が同時にランクインしていた『相棒 season16』。過去の「40代おじさんが選ぶ『面白かった春ドラマ』TOP10」の1位にも輝いた作品で、昨年10月から今年3月にかけ、全20話が放送された。 「昔から好きなシリーズです」(東京都・42歳男性) 「犯人と右京さん(水谷豊)の駆け引きがとても面白い」(神奈川県・48歳男性)  平均視聴率は15.2%だが、最高視聴率を記録したのは第14話の17.3%。この回はシリーズ通算の“300回記念スペシャル”と銘打たれ、前週に放送された第13話と合わせ、前後篇という構成になっていたのだ。元法務大臣役の津川雅彦や僧侶役の高橋惠子など、数年ぶりの再登場となるキャストが集結し、華を添えている。  そして栄えある1位は『下町ロケット』である。3年越しとなる続編で、今月23日に放送された最終話が視聴率16.6%を記録した。さらに翌年1月2日には特別編が放送されることが発表された。  そんな下町ロケットについて、おじさんたちは、 「下町ロケットは好き。恋愛ものは見飽きた」(東京都・42歳男性) 「主人公が営む、佃製作所のチャレンジ精神が面白かった」(埼玉県・44歳男性) 「佃製作所が、小さい企業なのにスタッフ同士で助け合って頑張っているところに感動しました」(鳥取県・44歳男性)  と、男たちの努力やチームワークに魅了されている模様。主要キャストに阿部寛や吉川晃司といった50歳オーバーの“イケオジ”が名を連ねていることもあり、おじさんたちはきっと、下町ロケットに希望の光を見出だしているのだろう。

======= 3位 『西郷どん』(NHK総合ほか)13人 2位 『相棒 season16』(テレビ朝日系)15人 1位 『下町ロケット』(TBS系)17人 =======  ちなみに、惜しくもTOP10からは漏れたが、次点としては『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)と『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)が同率11位にランクイン。  前者は「視聴者の想像を超えるような話運びがよかった」(神奈川県・48歳男性)、後者は「展開がわかりやすくて面白い」(茨城県・49歳男性)などと評価されており、おじさんたちはドラマを見る際、キャストよりもストーリーを重視する傾向にあるのかもしれない。  また、今回のランキングでは下位に沈んだものの、『おっさんずラブ』のような話題作が誕生したのも2018年の出来事である。2019年はどのようなドラマが世間をにぎわせてくれるのか、心待ちにしたいものだ。 <文/A4studio> 【調査概要】 調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2018年12月11日~12日 有効回答者数:40歳から49歳 全国 男性100名
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