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自衛隊の「武器・弾薬・燃料・人員」は十分か?

テロの危険性も高まる

 天皇陛下の譲位に伴う行事や東京オリンピックなど、我が国には外国の賓客をお迎えする行事が目白押しです。それらは重要な国家行事であり、経済効果とともに外交上の大きな進展をもたらすことが期待されますが、反面、テロ等の危険性も高まるでしょう。
陸上自衛隊

陸上自衛隊twitterより

 自衛隊の「武器・弾薬・燃料・人員」の問題は簡単に解決できるものではなく、毎年毎年備蓄できる環境と相応の予算を積み重ねて初めて可能になるものです。  旧日本軍の悪しき伝統であったロジスティクス軽視を、今も我が国が引きずっていることを悲しく思います。朝鮮半島情勢はなお流動的であり、在韓米軍の機能が日本に移ってしまうことも十分あり得るのです。対馬海峡が防衛線となったその時、我が国は自国を防衛できるのか、そのための後方支援がこんな有様でいいのかととても不安です。  歴史を振り返って反省し、学ぶことはいつの時代にも必要です。我が国が次の御代を迎え、さらに繁栄するためには私たちの子供達が暮らす我が国を守らなくてはなりません。考えてないといけない課題はまだまだ山積しているのです。<文/小笠原理恵>
おがさわら・りえ◎国防ジャーナリスト、自衛官守る会代表。著書に『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)。『月刊Hanada』『正論』『WiLL』『夕刊フジ』等にも寄稿する。雅号・静苑。@riekabot


自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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