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自衛官志望ではないのに防大に入学、卒業後は広告代理店に…任官拒否者が語る「母校への感謝」

 3月に行われた防衛大学校の卒業式では、任官拒否者が全体の1割以上となり、過去4番目の多さとなった。では、彼らは卒業後、どういう人生を歩んでいるのだろうか? 任官拒否した防大OBに語ってもらった。

自衛隊

幹部自衛官やOBとのコネクションも重要だ(写真はイメージです)

 自衛官志望でないのに、高校生から防大志望だったというAさん。卒業後、1年間の就職浪人をし大手広告代理店に就職した。防大を目指した理由は?

「防大でしか学べない知識があるから。とくに統率・戦史、作戦といった防衛学を頑張りました。ビジネスシーンは日々、戦いですから戦争の原理を学ぶことは大切です。これは一般大学では学べないことですよね。あと政治家に憧れていた時期もあるので、自衛隊幹部とコネクションができると思ったからです」

 とはいえ学生生活で任官を考えたことはなかったのか。

「自衛隊は徹底したマニュアル社会。上は将官、下は2士まで自分で何かを企画し、実行する機会に恵まれません。私は自分の頭で考えて動きたかった。それだけです」

 今、広告マンとして販売促進(SP)分野で働くAさんは、防大で学んだことが生きていると語る。

「広告マンとして販売戦略を立てる際、何を攻め、どう攻略するか。そのためには誰を動かせば組織として機能するか、常に考えています。これは防大で学んだ人と組織の動かし方そのままです」

 母校への感謝は尽きないと言う。 <取材・文/週刊SPA!編集部 写真/陸上自衛隊HP>

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