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元農水次官に刺殺された長男、ドラクエ10にログインしたまま死亡…ザオラル祭りの異様

 6月1日、「息子を刺した」と自ら110番して逮捕された元農林水産事務次官、熊沢英昭容疑者(76)。死亡した長男・英一郎さん(44、無職)は、ひきこもり傾向があったことや、ツイッターに膨大な投稿をしていたことが報じられた。

ドラクエでは「ステラ神」で知られていた

「ドラクエ10ステラ神DQX(熊澤英一郎)」という実名入りアカウントで2011年7月から3万6840件ものツイートをしており、その一部がワイドショー等で取り上げられている。
熊澤英一郎さんのツイッター

熊澤英一郎さんのツイッター

「あの、本名、熊澤英一郎と申しまして元事務次官の愚息であります。凄い人でしょ?w 国家レベルの人なんですw」といった父親の自慢。 「おいツイッター勢ナントカ? 私ステラのようなエリートと君達如きを同レベルにしないでくれw」といった選民ごっこ。 「愚母はエルガイムMK-Ⅱを壊した大罪人だ(※)。万死に値する。いいか?1万回死んでようやく貴様の罪は償われるのだ。自分の犯した罪の大きさを思い知れ。貴様の葬式では遺影に灰を投げつけてやる。」といった母親への憎しみ。(※ロボットアニメのフィギュアを壊したと思われる) 「何が産んでくれた?勝手に親の都合で産んだんだから死ぬ最期の1秒まで子供に責任を持てと言いたいんだ私は。」といった責任転嫁――。  ひどくこじれた自意識と苦悩がにじみ出ている。

ドラクエ10にログインしたまま…

 ツイートを見ると、英一郎さんはオンラインゲーム「ドラゴンクエスト10」にどっぷり浸っており、ゲームで約32万円の課金をされたとも自慢している(課金はドラクエだけとは限らないが)。  しかも、父親に刺された時、ドラクエにログインしたままだったというのだ。ゲームライターはこう解説する。 「その件は、ネット上で騒ぎになりました。熊澤英一郎さんのゲーム内でのキャラ『ステラ神』が放置されたままだったため、参加キャラが集まってきて『ザオラル』祭りになったのです。ザオラルとは、ドラクエで相手を復活させるための“蘇生呪文”のことです。でも、いくらザオラルを試みても、本人は刺殺されているのだから生き返りません…。  6月3日頃にやっとログアウトされ、ゲーム内では棺桶が置かれて、みんなが冥福を祈っている画面がネット上に投稿されていました」(ゲームライター)  最後のツイートは6月1日11:20で、いつものようにゲームをしながらツイートしていたのだろう。その約4時間後に父親が「刺した」と通報したのだ。ネット上では、このザオラルシーンの画像が拡散されている。  だが、英一郎さんを「ネトゲ廃人」(ネットゲームにハマって社会に適応できなくなる)と見るのは短絡的だろう。「長男の暴力は中学生から」という熊澤容疑者の供述が報道されているように、問題はもっと根深い。むしろ、ゲームは唯一の“他人との接点”だったかもしれない。
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