更新日:2023年03月28日 08:46
お金

「中古車はイヤ、中古マンションはOK」と考える人の非合理さ

中古でもOKという発想をほかの消費行動にも応用すべき

 マンションの場合は、新築で買っても中古で買っても値上がりすることがあります。特に景気が良くなって地価が上がれば、マンションの価格だって上昇します。逆に景気が悪くなったら値下がりしてしまいますが、マンションの値段は0円にはならないでしょう(ただし、額が大きいだけに、その価値がガクンと下がったらかなりの損失です)。  バブルの頃にマンション投資が流行ったように、マンションに関しては「売れる」という認識が多くの人にあるのです。だからこそ、30年ローンなんて気の遠くなるリスキーなものを背負ってまで買う人も多いのでしょう。

マンション並みに比較検討して消費をしようとすれば、中古品でいいと思えるものも、もっと見つかるはず

 マンションは、考えて買うのが当たり前で、中古を検討するのも当たり前で、ローンを組むのも当たり前、そして家族が増えたらなんとなく買っちゃうのも当たり前。この当たり前という認識によって、多くの人が買ってしまうのです。  ちなみに私個人は、家を買う予定はありません。なぜなら、今のところ家に興味がないからです。たしかに賃貸がもったいないという意見もありますが、賃貸のほうが総合的に得なのか買ったほうが良いのかは意見が分かれるところでしょう。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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