2000年代に活躍したミニモニ。はポップでキュート、特に低身長のメンバーを集めたこともあり、良い意味での“幼さ”が売りであった。その狙いがハマり、モーニング娘。のファン層より下の小学生ファンを大量に獲得して大人気に。 　結成の経緯が異質なのも特徴的。もともとはハロプロ、モーニング娘。の冠番組であった『ハロー!モーニング』（テレビ東京系）の企画で矢口真里、辻希美、加護亜依という低身長でチームを組んだことが発端。非公式ながらさまざまなメディアで人気となり、矢口の熱心な提案で正式にアイドルグループとしての認可が下りたのだ。 　後にココナッツ娘。のミカが加入。矢口の卒業後は高橋愛が加入するも、ミカの卒業、加護、辻の脱退や卒業が重なり、事実上解散となった。 　最後に紹介するのは、ドリームモーニング娘。だ。モー娘。のOGたちで構成された同窓会的ユニットでメンバーも中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里、石川梨華、吉澤ひとみ、小川麻琴、藤本美貴、久住小春とそうそうたるメンツだ。 　2011年。ハロプロから離れ、個々で活動を続けていた上記の面々をメンバーとしたグループの結成が突如発表され、レジェンドアイドルの再集結にファンの間に衝撃が走った。 　同年のアルバムリリース後、春と秋、合計50公演以上の全国ツアーを行ない、会場はモーニング娘。のファンたちで埋め尽くされた。2012年の武道館ライブで一端の休止宣言がなされたが、2013年のハロプロカウントダウンライブで一夜限りの復活を果たしている。 　――新たなアイドル時代の幕開けを担った伝説のグループ、モーニング娘。。その派生グループたちも、メンバー同士の意外な組み合わせで、時に本家を上回るほどの輝きを生み出してきたのは間違いないだろう。＜文／A4studio＞