仕事

一生食えるのか不安な中高年たち…新たなキャリア形成に立ちはだかる「4つの壁」

 今、中年会社員をかつてない理不尽が襲っている。トヨタ自動車の豊田章男会長や経団連会長で日立製作所の中西宏明氏など、経済界のトップたちの終身雇用への決別宣言が相次いでいるのだ。従来の常識がまったく通用しなくなる労働環境で、一生食いっぱぐれずにいられる手段はあるのか? 中高年

中高年のキャリア設計「4つの壁」を乗り越えろ!

『定年後の仕事は40代で決めなさい』の著者でキャリアカウンセラーの原正紀氏は「中高年が新たにキャリアを築こうとする際には4つの壁が立ちはだかる」と語る。 「最初に『意識の壁』が邪魔をします。この壁を乗り越えるには現状に満足せず、自分の人生をよりよくするための選択肢があることを意識。それから、どんな未来にしたいのか、そのためには何をすべきか考えをまとめます。これで2つ目の『思考の壁』が突破できます」  次は、行動の第一歩を踏み出すことが重要になる。 「『行動の壁』は計画をできるだけ具体的に、かつスケジュールと併せて立案し、乗り越えるのがおすすめ。期限を決めると、行動の促進につながりやすいです」  こうして一歩を踏み出した後にぶち当たるのが「能力の壁」、つまり知識やスキル不足から味わう挫折だ。 「でも、知識やスキルは向上できるものです。『能力の壁』は、自分の得意なやり方に変えてみる、自分ができないことは他人の力を借りる、学習を続けて能力を高める、のいずれかの方法で乗り越えられるはずです。それに、成長発展こそが生活の安定に繋がるので、たとえ自分の目指すキャリアデザインを完璧に達成できなくても、目標に向かって進むことが大切です」  加えて新たな時代に即したキャリアのあり方として、原氏は「トリプルキャリア論」を提唱する。 「ファーストキャリアを20歳前後とすると、40歳前後はもちろん、60歳前後でもキャリアを改めてデザインするべき。サードキャリアでは、人生の集大成として何を目指し、どう働くかを軸に考えてみるといいでしょう」
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中高年に立ちはだかる「4つの壁」
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