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<純烈物語>ホスト兼プロレスラーも候補だった「幻の純烈メンバー」たち<第11回>

「白と黒とハッピー~純烈物語」第11回

現役プロレスラーも候補だった 酒井一圭が語る幻の純烈メンバーたち 「一圭がどういうつもりで今のメンバーを集めたのか、実は僕も聞いたことがないんですよ。ぜひ、取材してみてください」  この連載に関するプレゼンの場で、マネジャーの山本浩光にそう言われた。純烈の成功は、リーダーである酒井一圭の眼力とメンバーそれぞれのポテンシャルなくしてあり得なかった。全員がムード歌謡曲未経験という中で、何を決め手に運命を共有していく者たちを選んだのか。  以前にも書いたように、純烈は酒井が雑談の中で言っていたアイデアを面白いと思った業界人たちが“上”に持っていった結果、起ち上げられたプロジェクトだった。当初は歌手らしく声や音楽性といった真っ当なところからメンバーを集めようと考えていたが「背が高くてカッコいい人を揃えてください」とのオーダーが入る。  そのリクエストには応じたものの、酒井の中には戦隊ヒーロー経験者だけで固めたくないとの思いがあった。それだといかにも企画モノっぽく見えてしまうからだ。  その時点での人脈を思えば“同業者”の方が声をかけやすい。それでも酒井はスタートから妥協しなかった。  まず、リードボーカルとして誘ったのは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』でゴーレッド役を務めた西岡竜一朗。俳優・西岡徳馬の甥っ子でもある。  ’03年に白川裕二郎が時代劇『天罰屋くれない』へレギュラー出演した時に、酒井がゲストとして京都太秦の撮影現場へいった。そこで一緒だったのが西岡と友井雄亮で、夜な夜な街へと繰り出した。  そのままカラオケに突入。白川の歌を聴いて酒井がメンバーに誘った話はファンの間で知られているがおとぎ話だが、西岡の声もよかった。 「僕は白川をSPEEDでいうところの上原多香子のポジションに置きたかったんです。メインボーカルの後ろにいるキレイどころという位置づけ。西岡君も男前なんだけど、年齢的におじさんが入ってきて、ちょうど二枚目でくくれぬいい味がにじみ出るようになっていた。本当にいい唄を歌う人は、顔がいいことが邪魔するというのが僕の考えで。それでリードが西岡、コーラスが白川でいこうと思ったんです」
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歌舞伎町のナンバーワンホストが純烈へ!?
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