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学校に通ったことがない17歳の天才シンガー、ビリー・アイリッシュって何者?

天才シンガーを育んだ、超独特な家庭環境

 個性の塊のようなビリーだが、彼女がスターとなったのはその家庭環境の影響も大きい。実はビリー、自宅学習ができるホームスクールで育ってきたため、一度も学校に通ったことがないのだ。そんな経歴ゆえに集団に属さない孤高の感性が育まれてきたのだろう。

 また、音楽面でも伸び伸びと育ってきた。先に述べた合唱団もそうだが、幼少期からクラシック音楽や声楽、さらに作曲家でもある母から音楽の基礎を仕込まれ、俳優でもある父から自由に表現する術を学んでいる。  とりわけ、大きな影響を与えているのが、今でも彼女のサポートを務めているミュージシャンの兄、フィネアス・オコネル。彼女のすべての曲に関わっており、一番の親友と呼べる存在だそうで、妹の成長を全力で支える兄との兄妹愛もファンを掴んでいるポイントのひとつだ。

自由奔放でちょっと生意気な発言がカワイイ

 とあるインタビューでは自分のことを冗談めかして「ビッチよ!」と語ったように、自由に育ってきたビリーの魅力のひとつに、彼女の奔放な発言がある。愛嬌たっぷりながらどっしりと構えたそんな彼女のスタイルに憧れる人も少なくない。  また別のインタビューでは「自分とそっくり同じように見える人間でいっぱいの部屋に、なんで入りたいと思うわけ? わからないな、そういうの。人と同じ格好をして、どんな意味があるの? もうそういう格好をしてる人がいるんなら、自分なりの格好をすればいいのよ」と自由に生きる自身のポリシーを語っていた。  かと思えば米メディア・Pitchforkの人気インタビューシリーズで「過小評価されていると思うものは?」という質問に、「うんちは10億%過小評価されすぎ! うんちする瞬間が1日で1番楽しみなとき。1日に8回したこともある。人生で最高の日だった」と笑顔で下ネタを披露して笑いを誘うなど、17歳らしいチャーミングさも持っている。

彼女の魅力に世界の有名人もメロメロ!?

 そんな彼女に魅力された有名人も数多くいる。日本ではミュージシャンの星野源がことあるごとに自身のラジオで彼女の曲をかけ、先のうんちトークについても「やっぱり面白えな! って思って。ビリー・アイリッシュ、まだ17歳とかだよ? たしか17歳とかなのにうんこの話をすっごい熱弁していて。いいなって思いました」と語っていた。

 海外では、アカデミー賞受賞女優のジュリア・ロバーツもビリーのファンを公言しているほか、世界的人気バンド、レディオヘッドのトム・ヨークも娘の影響でファンになり、なんとビリーのライブで踊っていたそうだ。  さらに、伝説的ロックバンド、フー・ファイターズのデイヴ・グロールはビリーについて「ビリー・アイリッシュを見ると、ロックンロールは全然死んじゃいねえ、って思う」とべた褒め発言をしているのである。  ――まさに、世界的社会現象となっているビリー・アイリッシュ。今年のデビューアルバムで爆発的な人気を得た彼女だが、まだ17歳。これから一体どんなスーパースターになっていくのだろう。彼女のファンになるなら、まさに“今しかない”!<文/TND幽介(A4studio)>
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