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元朝ドラ女優のグラドルが、貧乏生活からヤフオク起業で逆襲するまで

限定品を出せば売れる。笑いが止まらない生活に

 高橋さんが売ったものは、グラビア撮影に行った海外で安く入手した免税品。国内よりも安い価格で購入できる免税品は飛ぶように売れたのだそう。味を占めた高橋さんは海外へ行くたびに限定品を買い、まるで輸入業者のような行いをしていた。 「まさに笑いが止まらない状態! モノが売れることがとても楽しくて、快感だったことを覚えています」 そして『ヤフオク!』で稼いだなけなしの小遣いを握りしめて足を踏み入れたカフェバーに集まっていた女医や社長となじみになる。愛想がよく、素直な彼女は麻布十番に住むセレブと呼ばれる成功者たちに大変可愛がられた。  不動産業者に委ねるまま住んだ麻布十番という土地であったが、そこに集まるワンランク上の大人たちの姿は彼女の意識を大きく変えた。 「いつかこういう人になりたい。いや、なれるんじゃないか?」そんな希望を持つようになったのだという。 「どんな成功者だって所詮は同じ人間です。頑張れば同じ場所に行けるかもしれないと希望を持てるようになりました。家賃は高かったけどここに住んで良かった思います」  損して得取れ、のことわざも彼女にとっては間違いでなかった。 高橋ゆづき+本 このまま成功の道が見えたかのように思える高橋さんだが、1億円プレイヤーになるまでには事務所の倒産、ダメ男との結婚、離婚など様々な障害があった。近日公開予定の後編では引き続き彼女の人生をお伝えする。 <文・写真/日刊SPA!取材班>
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笑いながら稼ぐ女

グラドルから貿易アイドルへ! 波乱万丈のサクセス・ストーリー

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