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野村宏伸、アルバイト生活を経て名優がたどり着いた境地

 ピンチをチャンスに変えるには何が必要か? どん底から這い上がった男たちが語る。

野村宏伸~アルバイト生活を経て名優がたどり着いた境地

『教師びんびん物語』でブレイク後、多数の作品に出演してきた俳優の野村宏伸氏。最盛期の年収は2億円で、2億4000万円の豪邸を購入するなど、順風満帆な人生だったが、30代でどん底に突き落とされた。 「後輩俳優が増えるなか、30代半ばから仕事自体が激減。ローン返済もままならず、一時は友人の中古車店でバイトしていました。さらに各所から出資や借金の話を持ちかけられ、気づけば貸したお金の総額は1億円近くに。妻と離婚話も進み、家も売却。すべての点で人生が行き詰まりました」  そんな閉塞感を破ったのは、環境を変えるために下した大きな決断だったという。 「ゼロから再スタートしようと事務所から独立することを決めました。以前はオファーにNGを出すこともありましたが、今は求められたものにトライしています」  一度は困窮を経験した野村氏が、挽回できた要因はなんだったのか。
野村氏

瞬く間にスターの階段を駆け上がった20代は「忙しすぎてあまり覚えてない」と振り返る野村氏

「苦しくても人に会うことですね。人に会えば、いろんな価値観に触れられて気持ちもラクになります。隠さず他人に悩みを正直に打ち明ければ、共感して助けてくれる人もきっといる。あとは守るものをつくること。再婚して子供も生まれたら、前より仕事が頑張れるようになりました。最近、服なんてメルカリでばかり買っていますし、昔よりも物質的には質素(笑)。それでも精神的には以前よりもずっと充実した毎日を送れています」  天国と地獄を見てきたからこそたどり着けた現在の充足感。人生におけるリベンジには人それぞれの多様なスタイルがあるのだ。 <野村宏伸のリベンジの極意> ●流れを変えたければまずは環境を変える ●やる気の源泉となる「守るべき」ものを持つ ●積極的に人に会い自ら悩みを打ち明ける 【野村宏伸】 ’65年、東京都生まれ。俳優。妹が応募した『セブンティーン』のオーディションを経て、’84年『メイン・テーマ』に映画初出演を果たす。主演舞台『友情~秋桜のバラード~』の上演回数が平成11年の初演から現在625回となる <取材・文/週刊SPA!編集部>
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