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パナソニックも参入の完全ワイヤレスイヤホン。そもそも完全ワイヤレスとワイヤレスは何が違う?

 どちらも“ワイヤレス”であることには変わりないのに、あえて“完全”と差別化される完全ワイヤレスイヤホンとワイヤレスイヤホン。この違いを簡単に説明できるだろうか?  トゥルーワイヤレスイヤホンやフルワイヤレスイヤホンなどとも呼ばれる完全ワイヤレスイヤホンは、ざっくり言うと、その名の通り完全にケーブルがないイヤホンを指す。

一切ケーブルの類がないから完全ワイヤレスなのです(写真は「EAH-AZ70W」)

 今やワイヤレスイヤホンと言えば完全ワイヤレスイヤホンをイメージする人のほうが多いかもしれないが、ワイヤレスイヤホンのなかには、スマホや音楽プレーヤーとはワイヤレスでも、左右のイヤホン同士はワイヤレスじゃないものもあるため、あえて差別化するために完全ワイヤレスイヤホンとしているわけだ。  つまり、ワイヤレスイヤホンのなかでも完全にケーブルレスなイヤホンこそ、完全ワイヤレスイヤホンということになる。

パナソニック初の完全ワイヤレスイヤホン登場!その中身は?

 そんななか、アップルのAir Podsシリーズがけん引し、マーケット拡大中の完全ワイヤレスイヤホン市場にパナソニックが参入。初の完全ワイヤレスイヤホン3モデルを発売する。

「RZ-S30W」

「RZ-S50W」

「EAH-AZ70W」

 この3モデルのうち、最上位の「EAH-AZ70W」はパナソニックの高級オーディオTechnicsブランドから登場(残り2つはパナソニックブランド)。アクティブノイズキャンセリング機能(信号処理技術を使って積極的にノイズを消すこと)を備えるだけでなく、TechnicsのHi-Fiオーディオ機器やステレオインサイドホン「EAH-TZ700」の開発で培った音響技術をベースに作られているという。

「EAH-AZ70W」の充電ケースはアルミ素材

 「EAH-AZ70W」と「RZ-S50W」が採用するアクティブノイズキャンセリング機能は、フィードフォワード方式とフィードバック方式、デジタル制御とアナログ制御を組み合わせた 「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」。飛行機や電車など騒音の大きい場所でも静寂の中で音楽を楽しめるように、イヤホンの外側と内側に配置したマイクを使用する「ハイブリッドノイズキャンセリング」に、ノイズキャンセリング処理の方法としてデジタル制御とアナログ制御を組み合わせている。

フィードフォワード方式はデジタル制御、フィードバック方式はアナログ制御

マイクは、ノイズキャンセリング用マイク2つと、通話専用マイク1つの片側3つを搭載(左右合計6つ)。いずれも高性能MEMSマイクを採用


紛失時も安心!? 専用アプリが地味に便利

 まあ、マニアックな構造や仕組みの話はともかく、実際に体験してみて便利だと思ったのが専用のアプリだ。ノイズキャンセリングやアンビエント(外音の取り込み)のレベルを細かく調整できるので(なんと100段階!)、聞いている音楽と外音の割合を、好みに応じて自由自在にカスタマイズできる。これは地味に便利だ。

こちらは「RZ-S50W」と専用アプリ。アプリはTechnicsモデル用とPanasonicモデル用の2種類が用意されている

 しかも、紛失した際に、左右それぞれ別々に探すことができるのもありがたい。きちんと必ずケースにしまい込んで使う人にはいいが、まあ、記者のようなズボラ人間は、話しかけられた際に外してそのままどこに置いたか忘れてしまうなんてケースは容易に想像できる。  そんなときも、アプリを使って左右それぞれのイヤホンと最後に接続していた場所を探すことができ、また、アプリを操作すると、近くにあるけどどこにあるか見えないイヤホンから音を鳴らすことも可能。なので発見も容易なはず。完全ワイヤレスイヤホンの本質とは関係ないが、実用を考えるとこれもかなりありがたい。  もちろん、音は文句なしでいい。音楽を聴いていないときも、外音を遮断すれば優れた耳栓にもなる。

「RZ-S50W」の重さは片側7g。再生、一時停止、曲送り、曲戻し、音量調節のほか、電話を受ける・切るなどの基本操作はすべてタッチセンサーで行う

 市場想定価格は「EAH-AZ70W」が3万1000円前後、「RZ-S50W」が2万1000円前後、「RZ-S30W」が1万3000円前後(いずれも税別)。発売は4月中旬の予定だ。

「EAH-AZ70W」は3万1000円前後(税別)

「RZ-S50W」は2万1000円前後(税別)

「RZ-S30W」は1万3000円前後(税別)

<撮影/八杉和興>
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