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買ってよかった完全ワイヤレスイヤホン。テレワークでも活躍する親指サイズの実力は?

 これまでスマホで音楽を聞く際は、付属のイヤホンを使っていた記者。ヘッドホンを持ち歩いて聞くほど音楽好きでもないし、音質にも特にこだわりもない……。というか、10年ちょっと前の結婚を機に、オーディオやCDの類を整理しなければいけなくなり、そういったものへのこだわりはスッパリあきらめ、老後の楽しみにしていた組み立て前のガンプラと一緒に処分した。  それでも、仕事がら移動が多いため音楽は手放せない。なので、近年はスマホと配信アプリで記者なりに音楽を楽しんでいる。そんな記者が、満を持して買ったのがパナソニックの完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」。イベントで試聴して以来気になり、久しぶりに物欲を刺激され、4月の発売を待っていたわけだ。

パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」。実勢価格2万1000円

3モデルのなかで「RZ-S50W」を選んだ理由

 パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンは、「RZ-S50W」以外にも2モデルある。完全ワイヤレスイヤホンの入門機ともいえる「RZ-S30W」と、パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」から登場したハイエンドモデルの「EAH-AZ70W」だ(詳しくは「今買うべき完全ワイヤレスイヤホン。機能、価格で選ぶなら…」参照)。そのなかで「RZ-S50W」を選んだのはズバリ、ノイズキャンセリング機能が欲しかったから。

「RZ-S50W」は重さ片側約7g。サイズはオジサンの親指ほど

パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンの機能比較表

 現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、なるべく移動を自粛しているが、普段は飛行機、新幹線、電車と、取材にあちこち移動するだけでなく、編集部や家での作業でも集中するために音楽を流していることは多い。とはいえ、テレワークで身に染みたのが、あまりに集中しすぎて妻の問いかけを無視していると家に居場所がなくなること。集中しつつも、妻との会話にもたまに参加する。決して妻の問いかけがノイズと言っているわけではない。集中したいときはノイズキャンセリング、外音も取り込みたいときはアンビエント(外音取り込み)。この両方を「RZ-S50W」なら簡単に使い分けることができる。

ノイズキャンセリング機能をONにすれば、編集部でも自宅でも仕事に集中できるが、自宅ではアンビエントにすることをオススメする

業界最高クラスのノイズキャンセリング機能がスゴイ!

 その秘密は、「RZ-S50W」に搭載される業界最高クラスのノイズキャンセリング機能は、専用アプリ「Panasonic Audio Connect」(無料)を使えば、ノイズキャンセリングやアンビエント(外音の取り込み)のレベルを、100段階の細かさで調整できることにある。  聞いている音楽と外音の割合を、好みに応じて自由自在にカスタマイズできるのだ。その性能はすばらしく、外音の取り込みをMAXにすると、なんならイヤホンをしていない状態よりも、外音がよく聞こえるぐらい。すれ違いざまにスマホで通話している人の声はもちろん、キッチンで妻がブツブツとつぶやいている小言まで明瞭に聞き取れたことには驚いた。

専用アプリを使ってオートパワーオフなどの設定でもできる

 このノイズキャンセリング機能以外にも、専用アプリを使えばいろいろと調節可能。例えばノイズキャンセリングのオン・オフ以外にも、外音取り込みのオン・オフ、イヤホンのバッテリー残量の確認、音量の調節、イコライザーの調節などができる。  加えて、イヤホンを紛失した際に、左右それぞれ別々に探すことができる便利機能もある。充電も兼ねてイヤホンはきちんとケースにしまい込んで持ち運ぶのが基本だが、ちょっと外してそのままどこに置いたか忘れてしまう……、どのカバンに入れていたか忘れてしまう……、なんてことは十分あり得る話だ。そんなときも、アプリを使って左右それぞれのイヤホンと最後に接続していた場所を探すことができるのは便利だ。さらにアプリを操作すると、近くにあるけどどこにあるか見えないイヤホンから音を鳴らして知らせることも可能。「大事なイヤホンが見つからない!」なんてときも安心だ。

アプリを使えばイヤホンと最後にBluetooth(R)接続していた場所を地図に表示できる。またイヤホンから音を鳴らすこともできるので、部屋のどこかにある、といった場合にも便利だ

 地味だが、イヤーピースが4サイズ付属する点もありがたい。耳に収める完全ワイヤレスイヤホンはフィット感が命! 記者の場合、左右で耳の形が違うようで、同じサイズのイヤーピースだと、必ず左が落ちてしまう。もちろん、あとからイヤーピースだけサードパーティのものを買うという方法もあるが、気をつけないと充電ケースに収まらなくなる。その点、純正イヤーピースなら安心だ。

聞き飽きたと思っていた曲がすっごくイイ!

 肝心の音質はどうか?  以前、ある音響メーカーの人に、業界人は音響機器の音質テストの際にイーグルスの『Hotel California』を流して、音の良し悪しを判断すると教えてもらったので、ツウぶって『Hotel California』を聞いてみたところ……。 「イイ、すっごくイイ」  定番中の定番で聞き飽きたと思っていたアルペジオもボーカルのハスキーボイスも、驚くぐらいよく聞こえる(もともと、名曲なのでスバラシイのだが)。なんというか、音楽が脳の奥まで届くというか、再び自分の中で音楽を聞くことへの熱量が一段上がった感覚になった。

「『Hotel California』ってこんな音も入っていたんだ!」と今さらながら新発見。ギルバート・オサリバンの『Alone Again 』もイイ! 移動可能なオーディオルームを手に入れた気分です

 目を閉じてノイズキャンセリングをオンにし、クリアな音に耳を澄ませている時間は至福の時。適度に外音を取り込みながら、音楽と社会と一体化している時間も最高。「RZ-S50W」は、久しぶりにいい買い物だった。小さなイヤホンのため場所もとらないから、記者のように自分の部屋がない人にもオススメ。再び音楽をいい音で楽しめる日々は、とてもステキである。 <取材・文/日刊SPA!取材班> ●パナソニック完全ワイヤレスイヤホン 提供/パナソニック
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