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山奥にある絶景秘境駅に行ってみた…駅までの山道にはマムシが出没

駅舎は開業当時のまま

駅に続く道とは思えない

駅に続く道とは思えない

元商店と思われる廃屋

元商店と思われる廃屋

 なお、途中に民家はまったくなく、山道を降りたところに商店だったと思われる廃屋が1軒残っているだけ。その前には朽ちたオフロードバイクが捨てられていたが、乗ってくるには道が険しすぎ、車で運び込むのも不可能なのにどうやって持ってきたのだろうか?
坪尻駅駅舎

坪尻駅駅舎

 ようやくたどり着いた坪尻駅は、開業した1950年(昭和25年)当時の駅舎を今も使用。木造平屋の山小屋のような建物で周囲の景観に溶け込んでいる。
警報も自動遮断器もない踏切

警報も自動遮断器もない踏切

正面の山の中腹に展望台がある

正面の山の中腹に展望台がある

 筆者が乗った8時29分発の琴平行きは、同駅に停まる普通列車では唯一の長時間停車(※20年4月現在)。次の列車は午後までからか下車して展望台に向かう人はいなかったが、半数以上の乗客が停車時間を利用して駅や列車を撮影していた。
列車は1両編成のワンマンカーだった

列車は1両編成のワンマンカーだった

 秘境度という点では文句なしのレベルだが、全国には坪尻駅よりもっとスゴい秘境駅もある。この駅以上というのは信じられないかもしれないが、それだけに強烈なインパクトを放つ駅ばかり。そんなほかの秘境駅の訪問レポートも今後発表していく予定だ。<TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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