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「コロナ自粛はやりすぎだった」大阪、英国でも第2波に備えて異論が噴出
ライフ
投稿日:2020年06月18日 08:30
「コロナ自粛はやりすぎだった」大阪、英国でも第2波に備えて異論が噴出
石黒隆之
バックナンバー
海外でも「自粛警察」。なぜこんな密告社会になったのか
イギリスの雑誌「The Spectator」電子版の「
Social distancing destroys our lives as social beings
」(社会的距離の徹底によって破壊される、社会的存在としての我々の暮らし)というコラムも、先のデイリー氏同様、今般の行政の対応を立ち止まって考えるべきだと主張しています。 著者のジョナサン・サンプションは、現在71歳。かつて上級裁判官を務めた法律家で、中世の歴史家でもあるサンプション氏は、こう言います。
写真はイメージです
<
人類は何世紀にも渡って、新型コロナ以上の疫病に耐えてきた。のみならず、その間も、人が人らしく暮らす姿勢を放棄したりはしなかった。それなのに、我々の世代が歴史上で初めてこのような危機に屈してしまうとでもいうのだろうか?
> こう語るサンプション氏が、本当に危機だと感じているのは、一般市民の過剰とも言える反応。イギリスでも、日本のような“自粛警察”がいるのだそう。外出自粛が要請されているのに、
誰かが恋人の家を訪ねたとか、孫とお茶しに出かけていっただとか、そうしたいちいちを警察やメディアに通報
する風潮を、<
世の中の空気がもたらした、不快な症候
>だと懸念するのです。
一度に一つのことしか考えられない人は「狂信的」
どうしてこのような密告が横行する、いやらしい社会になってしまったのでしょうか? サンプション氏は、その原因を
「fanatic」(狂信的な)
という形容詞に見出しているようです。 公衆衛生と経済活動、そのバランスを保つことが社会を維持するために欠かせないのに、ロックダウンに突入した数ヶ月前を振り返ると、専門家による“科学的”な算出を信用しすぎてしまった。 こうした行政の態度が、一般市民にも伝染し、他人のちょっとした“ゆるみ”すら許せなくなるような心の病にかかってしまった。その根っこにあるのが、「fanatic」な専門家たちの主張だったと、サンプション氏は言うのです。 では、「fanatic」とはどういう人たちのことを言うのでしょうか? <
それは、一度に一つのことしか考えられない人のことである
> だから、今回、吉村知事の発したメッセージには、大きな意味があるように思います。 単に、休業要請の是非を問うのではなく、物事には複数の事情があらゆる方面から関わっているという常識に立ち戻るためにも、重要な問題提起となるのではないでしょうか。 新型コロナとの戦いは長期戦である。その意味するところは、医学的、科学的な解決に限定されないはずです。 <文/石黒隆之>
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。Twitter:
@TakayukiIshigu4
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