コロナ禍の歌舞伎町ラブホ街、国からの経済的差別にどう抗った?/古谷経衡
―[独りラブホ考現学]―
緊急事態宣言が解除され、ラブホテルが立地する夜の街やインターチェンジ周辺にもようやくだが徐々に人が戻りつつある。緊急事態宣言下、ラブホテルは他業と同様苦境に立たされた。私は宣言下、都内数か所のラブホ集積地(ラブホ街)を定点観測した。コロナ禍でラブホテル街はどのようであったのか。新宿歌舞伎町と鶯谷という都下有数のラブホ街の実態を総括していきたい。
第18回/緊急事態宣言下のラブホ 前編
ラブホは持続化給付金対象から除外
駅近の優位性は失われていた
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(ふるやつねひら)1982年生まれ。作家/評論家/令和政治社会問題研究所所長。日本ペンクラブ正会員。立命館大学文学部史学科卒。20代後半からネトウヨ陣営の気鋭の論客として執筆活動を展開したが、やがて保守論壇のムラ体質や年功序列に愛想を尽かし、現在は距離を置いている。『愛国商売』(小学館)、『左翼も右翼もウソばかり』(新潮社)、『ネット右翼の終わり ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか』(晶文社)など、著書多数
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