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夏の注目二大タイトルがまさかの同日激突! SNSで話題をさらうのはどっち?

『ペーパーマリオ オリガミキング』 Nintendo Switch/任天堂/7月17日発売/5980円(+税)
ペーパーマリオ オリガミキング

『ペーパーマリオ オリガミキング』公式サイト

『ペーパーマリオ』は、2000年にニンテンドー64向けに発売されたRPG『マリオストーリー』をルーツとするシリーズ。途中からアクションアドベンチャーにジャンルが変わりましたが、ペラペラのマリオを筆頭に、すべてが紙でできたような独特の世界観がファンに愛されています。  2007年に発売されたWiiの『スーパーペーパーマリオ』は全世界228万本のスマッシュヒット。しかし、その後の3DS『ペーパーマリオ スーパーシール』やWii U『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』は伸び悩んでいます。Nintendo Switchの好調を受け、世界的大作へと駆け上がった『あつまれ どうぶつの森』と同様、今回の『ペーパーマリオ オリガミキング』もこれまでの壁を打ち破れるかかが焦点です。  テーマはサブタイトルの通り「折り紙」。世界をオリガミに作り変えようとするオリー王を止めるため、マリオはオリー王の妹のオリビア、半端に折られたクッパ大王と手を組んで旅立ちます。  山や砂漠、大海原など、アナログ感ある紙の世界は見ているだけでもワクワクします。道中には紙やオリガミの特性を活かした謎、仕掛けが満載! 今回はマリオの腕が長く伸びる「カミの手」を発動させ、壁をめくったり、遠くのものを掴んだりする新要素もあります。
ペーパーマリオ オリガミキング

紙でできた世界の表現がビジュアル的にもゲーム性的にも楽しい

 かたや鎌倉時代の日本、かたや折り紙と、「和」を異なる角度から切り取った2タイトル。前評判や期待感ではやや『ゴースト・オブ・ツシマ』の勢いが上回っているように感じますが、ユーザー層がそのままかぶっているわけではないので、7月17日はゲーム界が盛り上がりそう。海外からも熱視線を受ける両者の同日発売は、ちょっとした夏のお祭りといったところでしょうか。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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