仕事

レジハラ、万引き増えた…レジ袋有料化でコンビニ店員が見た事実

商品の袋詰めで面倒な事態も…

コンビニ お年寄り、子ども、体の不自由な人に「入れてください」と頼まれた場合は、スタッフが手伝って商品を袋に入れるようにしているが、基本的には客が自らマイバックに袋詰めをすることになっている。  だが、後ろで並んでいる客はイライラすることが増えただろう。なにせ会計後、カバンからマイバックを取り出し、ダラダラとやっている人も少なくない。また、袋詰めの台もあるのだが、スムーズに入れられる人は少ない。スタッフとしてはどうすることもできない状態だ。  先日、横柄な態度の60歳ぐらいの女性がいた。  アイスを大量に買って、レジ袋を利用すると思いきや「マイバックに入れるけど、アイスは全部ビニール袋(※スーパーでは惣菜などを入れる小さい袋)に入れて」と面倒なことを言ってきた。  数個までならひとつの袋に入るので簡単だが、たくさんあるのでいちいち入れるのは今まで以上に大変だった。こんなことを言われるのは初めてだったので戸惑っていると、女性は「あら? いつも入れてくれるわよ」とのこと。それだったら最初から有料のレジ袋に入れてくれれば、まとめて入れられてすごくラクだと思うのだが……。  

マイバック客のダメなパターン

 レジ袋の有料化が始まって1か月以上。レジ袋の辞退率は、セブンイレブンが75%、ファミリーマートが77%、ローソンが76%と発表されている。  筆者がレジをやっていてもその数字は納得できる。近い将来、レジの近くに袋を置いて、客の意思で持ってくる方法も増えるかもしれない。  いちばんいいのは、レジで打っている最中に「もう入れていいですか?」と言って入れ始めてくれるマイバックの客。打ち終わる頃には袋にも入れ終わっている。すべてが早く終了する。  逆にマイバック客でダメなパターンは、レジが打ち終わるまで何も行動を起こさず、会計が済んだ後、専用台にも行かずにレジバックを出して、袋詰めをする人。気がつくと後ろの客が列になっている。
次のページ
見えてきた新たな傾向
1
2
3
おすすめ記事