今年発表した2020年3月期決算で6712億円の最終赤字を計上するなど、日産が大ピンチ(前の期は3191億円の黒字)。それこそ、カルロス・ゴーンが「日産リバイバルプラン」で大リストラをしたときぐらいの大赤字であります。庶民には難しいことはわかりませんが、日産大好きカーマニアとして、どうすれば日産が復活できるのかを勝手に話し合ってみました!
GO! NISSAN
永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
売れ筋の小型SUV、キックスで失地回復? このままで終われない、日産のいいところは…
最近ネット上では、カーマニアによる日産叩きがすさまじい。日産の悪口を書いておけばオッケーという雰囲気である。しかし、日産はそんなにダメだろうか? なんかいいところもあるんじゃないか?
そこで今回は、「日産のいいところを探す座談会」を開催してみた。
担当K:日産のいいところと言えば、やっぱり『西部警察』でしょう!
職人:ミー・ツーです!
日産は、2023年度までの4か年計画で12の新型車の投入を公表。そのなかには次期フェアレディZの姿も。GT-Rの行方は気になりますが、たくさん売れない(儲からない)クルマもカーマニアとしては残してほしいです
担当K:初めて覚えた日産車は、スカイラインとフェアレディZで、それを知ったのが『西部警察』。団長のZ、カッコよかったなあ……。
職人:240Zは、スピードメーターが240㎞まで刻んであったんですよ! 衝撃でした……。
永福:そ、そんな昔の話じゃなく、今の日産のいいところを挙げてよ!
担当K:それもZとGT-Rじゃないですか。売れてないですけど。
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GT-R
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フェアレディZ
永福:「今後、日産はスポーツモデルを大事にする」って、新社長が宣言したのはよかったよね。新型Zはスカイライン400RのV6ターボを積んでリボーンするらしいし。
担当K:それはイイですね。Zへの熱い思いが復活しそうです!
職人:昔のL型エンジンは丈夫で壊れにくかった……。
永福:昔の話はもうヤメ! 日本を代表する自動車メーカーなんだから、親身になって、もっともっと明るい材料を探そう!
担当K:今の日産に、明るい材料って他にあります?
永福:新しい軽自動車はいいデキだったよ!
担当K:うーん、興味ないですねえ。