『鬼滅の刃』でヒロインを好演、気鋭の若手声優・鬼頭明里って何者?
『鬼滅の刃』:喋れない“鬼”のヒロインを熱演! 役作りのために試行錯誤を重ねる
鬼頭が演じた禰豆子は、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)の妹。第1話で物語の敵役である鬼に変貌してしまい、人間を襲わないように竹筒を咥えているという設定のため、オーディションの段階から台詞ではなく唸り声で感情を表現することが求められた。 しかし、自身の苗字にもある“鬼”と関係する作品ということもあって気合を入れてオーディションに臨み、見事、禰豆子役を勝ち取った。難しい役どころということもあって、実際に指を咥えて演技するなどの試行錯誤を重ねながら、テレビアニメシリーズ全26話を駆け抜けたという。
『まちカドまぞく』:コンプレックスだった地声でクールキャラにぴったりマッチ
『まちカドまぞく』は同名の漫画を原作とした作品で、ある日魔族としての力に目覚めた女子高生の吉田優子と、魔法少女の千代田桃が主役のコメディアニメ。原作コミックスの累計発行部数が25万部を超え、アニメ第2期の制作も決定している人気作である。 鬼頭が演じた桃は、魔法少女という言葉から連想されるような煌びやかなイメージとは縁遠い、ローテンションで筋トレ好きな女子高生。クールな性格ゆえに表情からは分かりにくいが、心では豊かに感情が移り変わる、という複雑な設定のキャラクターだったが、鬼頭は鮮やかに表現してみせた。
絵や歌でも才能が評価され、ソロデビュー! 注目すべきは演技だけではない
寧々ちゃんを描きました
— 鬼頭明里 (@kitoakari_1016) February 26, 2020
ボールペンで一発描き緊張した!
描いてる様子がTikTokで観れますよ!
皆さんも是非!ED音源を使って、TikTokの #ねねちゃんチャレンジ 挑戦してみてください https://t.co/VyfZl9wa7M pic.twitter.com/kYflihglQ6
歌唱力でも高い評価を受けていた鬼頭は、『Re:ステージ!』などの音楽や歌が題材となっている作品でも活躍している。2019年10月16日にリリースされたシングル『Swinging Heart』ではソロデビューを果たし、今年10月28日には3枚目のシングル『キミのとなりで』のリリースを予定しているなど、アーティストとしても精力的に活動している。 ――10月16日公開予定の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』など、今後も出演作が控えている鬼頭。これからどのような活躍を見せてくれるのか、期待したいところだ。<文/佐久間翔大(A4studio)>
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