パチンコ店で出会った嫁が離婚を切り出してきた。衝撃的な言葉を言われ…
アラサーやアラフォーともなれば誰しも、いろいろな意味で忘れられない恋愛の一つや二つ、経験があるのではないだろうか。今回紹介するのは、妻と別れた際には寂しさからワイルドターキーを一本開けてしまったという会社員の田中和彦さん(28歳)。まだ20代と言える若さで、すでにバツイチだ。
「元妻であるSちゃんとの出会いは、パチスロだったんです。たまたま隣の席になったのが縁でした。スロットの初心者で『目押しができない』というSちゃんの代わりに、僕が目押しをしてあげたのがきっかけでした。出会ったその日から付き合い始め、彼女の家で暮らし始めましたね」
なんとも運命的な出会いを経て付き合い始めた二人。しかも、歳の差は9歳だった。
「Sちゃんはショートカットにボーイッシュなファッションで、年齢よりも若く見えたんです。彼女と出会った当時、僕は21歳。ゲーム系の専門学校に入学するために上京をして、友人とルームシェアをしていました。元々、狭い部屋で貧乏暮らしをしていたので同棲にも抵抗がなかったんです。ただ、出会った時にSちゃんは30歳。9歳年上だったので、最初から結婚を意識していたのかもしれません」
その後、同棲生活1年を経て入籍。20代前半での結婚に不安はなかったのだろうか。
「向こうが『(年齢的に)わかるよね? 』と積極的でしたし、僕自身も『結婚するんだろうなぁ』と思っていました。あまり不安とかも感じていなかったですね」
年上ということもあってか、結婚生活の主導権はすべて奥さんが握っていたという。
「僕は、彼女が行きたい店に行き好きなバンドのCDを一緒に聞いたりしていました。彼女が行きたい、やりたいということを反対することはなかったです。ちなみに、その当時着ていた服もすべて彼女に選んでもらっていましたよ。別れてからは、どういう服を着ていいのか迷いましたもん(苦笑)」
多少言いなり感が強いのではと感じるが、順調だったという二人の新婚生活。ところが、ある日突然Sさんから別れを言い出されてしまう。
「本当に突然。Sちゃんが『別居したい』って言いだしたんです。実は、別居を打ち明けられたのが僕の誕生日前夜。『わかったけど、明日、僕の誕生日だよ』って言ったら、すっかり僕の誕生日のことは忘れられていました……。結婚生活は計3年です」
パチスロで隣になったのがきっかけで同棲スタート
順調だった新婚生活に突然…
1
2
出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
記事一覧へ
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
40代以上の男性、“バツありのほうがモテる説”を検証。「初婚者には会いたくない」という婚活女性も存在
「よかったら一緒に観光しない?」――46歳のバツイチおじさんは国連に勤める才女から突然デートに誘われた〈第26話〉
「街の匂いもメシの味も何もかも合わない」――46歳のバツイチおじさんはスリランカに来たことを激しく後悔した〈第25話〉
「この子を連れて帰るなら、俺たち全員分のお金をお前が払えよ」――46歳のバツイチおじさんはアラブの荒くれ者に難癖をつけられた〈第24話〉
パチンコ店で出会った嫁が離婚を切り出してきた。衝撃的な言葉を言われ…
この記者は、他にもこんな記事を書いています