仕事

コロナ禍でも所属タレントを増やし続ける、芸能プロダクション代表の武器とは

―[働き方革命]―
 新型コロナウイルスが全世界を覆い尽くしてから半年以上がたち、働き方は大きく変わった。リモートワークが普及した一方で、働き方を自分の裁量に任されるようになった部分も大きく、職場は依然として大混乱をきたしている。私たちは今、どう働くべきか? スピード革命を提言するツインプラネット代表・矢嶋健二氏に取材した。

多様化するメディアの特性を摑み、適材適所のマネジメントを

矢嶋健二

矢嶋健二氏

 コロナ禍で悲鳴を上げるエンタメ業界に、一石を投じる人物がいる。芸能プロダクション兼マーケティング会社・ツインプラネット代表の矢嶋健二氏だ。芸能人の退所ラッシュが続くなか、同社は退所どころか所属タレントを増やし続けている。カラクリはこうだ。 「これまでテレビや映画で知名度を上げて、CM契約を結ぶというのが芸能界の王道でした。しかし、今はSNSなどで知名度を上げれば、直接オファーが届く時代。時代に合った新たなマネジメントやサポートが求められています」

“チャンネルの広さ”と“スピード”を武器に

 そこで矢嶋氏はタレントがニーズに合わせてカスタマイズできるサポート「ビジネスパーソナルシップ」を5月からスタート。誹謗中傷問題への対応も強化している。 「僕らの強みは、タレントの個性を生かしたストーリー設計、企画、商品開発、デジタル施策からマスのPRまで扱える“チャンネルの広さ”。『デジタル領域でもプラットフォームによる適性があるので、個性を客観的に見て、適切なプロデュースをする』『ストーリーを描き、商品開発など新しい価値を一緒につくっていく』など、適材適所に活躍の場を用意することができます。  そして、もうひとつの武器は“スピード”。コロナで動きが止まっているからこそ、どこよりも速く動き、先行者となる。変わらなければと理解していても、体が大きければ大きいほどなかなか舵を切れない。そのなかで先行者になることで、他の芸能プロダクションからノウハウを尋ねられて協業するなど、これまでにない展開も広がっていきます」  今月5日には世界で活躍するトップモデルの萬波ユカと提携するなど、細分化されたマネジメント手法に興味を抱いた著名人から問い合わせが急増中だという。「コロナだからこそ最速で動く」とは、芸能界に限らず通じる金言だろう。 【ツインプラネット代表・矢嶋健二氏】 ’80年生まれ。ツインプラネット代表。同社設立後、独自のマーケティング技法で小森純や鈴木奈々などギャル文化を牽引。「刀剣乱舞2.5Dカフェ」の企画運営なども手がける。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!10月13日発売号の特集「働き方革命」より
―[働き方革命]―
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