仕事

コロナで変わった働き方、会社員の37%が「悪化した」ワケ

―[働き方革命]―
 新型コロナウイルスが全世界を覆い尽くしてから半年以上がたち、働き方は大きく変わった。リモートワークが普及した一方で、働き方を自分の裁量に任されるようになった部分も大きく、職場は依然として大混乱をきたしている。
働き方革命

イラスト/サダ

急速に変化する働き方に対する、会社員たちの悲痛な本音とは?

 コロナ禍により普及したリモートワーク。世間的には、そのメリットや有効活用法ばかりが語られるが、組織学者の太田肇氏は「たしかに導入初期は通勤や職場から解放されたと歓迎する声が大きかったですが、最近は『刺激がなく、モチベーションが上がらない』など不満が噴出している」と指摘。  30~50代会社員500人に調査したアンケートでも、下記のQ1にあるように「いい方向に変わった(13%)」に比べ「悪い方向に変わった(37%)」が倍以上を記録した。 「『変わらない』と答えたのは、現場仕事でリモートできないなど、影響の少ない人でしょう。また、『いい方向に変わった』と答えた人は、もともとリモートワークに合った技術職や専門職の人が多いはず。そう考えると、かなりの割合の会社員が『悪い方向に変わった』と本音では考えているはずです」(太田氏) Q1 コロナ禍以降で働き方はどのように変わりましたか? ・いい方向に変わった…13% ・特に変わらない…50% ・悪い方向に変わった…37%

「悪い方向に変わった」その理由は?

 その理由を聞いたQ2を見ると、「直接的なコミュニケーションが減り」、「人間関係が希薄化」して、「仕事が淡泊」になり、「モチベーションが上がらない」といった現状が読み取れる。 「“やりがい”という言葉がありますが、それは実は仕事のみから得られるものではありません。会食での人との繫がりや外の世界から受け取る刺激など『見えない報酬』によってモチベーションは保たれる。  この点で、『リモートワークにはメリットだけでなくデメリットもある』という冷静な認識が今後なされていくはずです」(同) 働き方革命Q2 コロナ禍以降の働き方でストレスになっていることはなんですか?(複数回答可) ・仕事上がりにご飯や飲みに行けなくなった…40.4% ・ビジネスとはいえ他人との繫がりが希薄化し、仕事が淡泊になった…29.2% ・日常にメリハリがなくなりモチベーションが上がらない…19.6% ・オンオフの切り替えができない…17.6% ・どう評価されているのかわからない…15.8% ・自分の仕事が正しい方向に進んでいるのかわからない…15.2% ・リモートワークで人と接する機会が減り、孤独を感じるようになった…13.6% ・ZoomやTeamsなどリモートツールが使いこなせない、自分に合わない…6.0% ※30~50代会社員500人に調査
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