場内飲食店も健在! まぐろ専門店に激安天ぷら
競馬場の風景が変わっていなくて安堵したのは、場内の飲食店の姿が、ほとんど今まで通りに並んでいたことだ。コロナウィルスの影響で大打撃を受ける飲食店が多い中、競馬場内のお店は、お客さんが入らない限り売り上げが全く立たないという、危機的状況だったはずだ。
そんな危機的な状況を乗り越えて、入場再開時に、1店舗(イカ焼き「さかえ」)を除く全てのお店のシャッターが上がっていたことには、もう感謝と感動しかない。
まぐろ専門店「一八」のまぐろカツ丼500円
まぐろ専門店「一八」のまぐろカツ丼は、ガッツリとした食感に反して、味はさっぱりとしており、不思議な一品。競馬場の人気メニューで、売り切れてしまうことが多いので、到着したらまずはこのお店へ!
値段も500円とリーズナブルなので、競馬場の外に支店を作ってほしいくらいだ。それかUber Eatsでもやってくれないかな…笑
明石屋 たこ天ぷら150円 玉ねぎ天ぷら100円
園田競馬場の名物の1つでもあるのが、
たこの天ぷら(150円)。武豊騎手が園田競馬場のロケで来た際にも食していたことで有名なグルメだ。カラっとしたフライに、歯ごたえのあるタコがちょうど良い。
飲食店だけでなく、園田競馬場のマスコットキャラクターそのたん(
twitter:@sonotan2013)も健在だった。接触こそできないが、入場門でファンを歓迎する姿があった。
そのたん
そのたんの手のひらには星マークが描かれており、この星に触れると当たる!という噂がある。今回は直接触ることはできないが、エア星タッチでパワーを送ってくれているので、ぜひ競馬場で見かけたら、そのたんに会いに行っていただきたい。
ちなみにこのそのたんは、あらゆるマスコットキャラクターの中でも、変わった動きをすることで有名なので、それもお楽しみに!見た目だけでなく、動きも異質で可愛いのがそのたん!
生のサラブレッドに、友人たちとの談笑、グルメと、すでに満喫した感もあるが、最も肝心な馬券を忘れてはならない。穴党である筆者は、そのスタンスは地方競馬へ行っても崩さない。
園田12R。本命の6番人気馬⑥を中心に、相手にも10番人気などを絡め、いざ勝負!! レースの結果は、⑪→⑥→⑩。1番人気→6番人気→10番人気で決まり、3連複の配当は33220円。「よし! 3連複は200円買っているから、6万オーバーの払い戻しだ!」と喜んだのもつかの間……
3連複の配当は33220円!
購入した馬券をよく見ると、3連複の軸馬が5番になっていた……どうやら5番と6番をマークミスしていたようだ。これにはさすがに落胆し、崩れ落ちた。
マークミスした馬券…
よく考えてみると、もう半年以上もネット投票を続けており、マークカードを塗るのは久々のことだった。普段はこんなミスは絶対にしないのだが、「人間も、“休み明け”は力を出し切れない」ということを学んだ。
結果的に馬券はマイナス収支になってしまったが、「負けたけど楽しかった。また来たい」と思えたことが、競馬場の楽しさであったことを思い出した。(翌週にも競馬場に行き、〇万円を溶かしたので、今はあまり行きたくはない笑)
競馬をやるからには勝ちたい!そう願って多くの人は競馬に挑むが、勝っても負けても楽しい! そんな世界が競馬場にはあった。お金では得られない競馬の楽しさを、ぜひ現地で味わっていただきたい。
元「競馬エイト」トラックマン(栗東担当)。学生時代には中央、地方を全場渡り歩き、フランス、香港、ドバイまで駆け回っていた、根っからの現地観戦好き。『競馬伝道師』として週刊大衆やモンドTV「競馬バトルロイヤル」などでも活躍している。