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最新iOS14の快適&便利ポイント。iPhone6s以降とSE/SE2が対象

 iPhone 12シリーズを見送り、手持ちのiPhoneを使い続ける人もいるだろう。その場合でも、ぜひiPhoneのOSを最新バージョンのiOS 14にアップデートしよう。いろいろと機能が改善されており、格段に快適&便利になっているためだ。  まずはiPhoneの「設定」から「一般」⇒「ソフトウェア・アップデート」を開き、「ダウンロードしてインストール」をタップする。後は画面の指示に従ってパスコードを入力したり、利用規約に同意すればいい。ダウンロードとインストールには時間がかかるので、電源につないでしばらく放置しよう。ちなみに、iOS 14に対応するiPhoneは6s以降とSE/SE2となる。iPhone 6以前は残念ながらサポートされない。
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設定の「ソフトウェア・アップデート」から最新OSにアップデートする

着信通知バナー、ピクチャ・イン・ピクチャ……

 いろいろと便利になったのだが、筆者が便利に感じたのは着信通知がバナーになったこと。これまでは全画面表示になったので、対戦ゲームをしていると負けてしまったのだ。出たくないときは上にスワイプすれば即スルーできるので、プレイを邪魔しない。その後、一段落してから左上の受電マークをタップし、電話に出ることも可能だ。  元の全画面に戻したい場合は、「設定」の「電話」から「着信」を開き、「フルスクリーン」に変更すればいい。
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電話がかかってきてもバナー表示なら操作を中断されずに済む

 ピクチャ・イン・ピクチャで動画を再生しつつ、他の作業を行うこともできるようになった。Apple TVに加え、Amazonプライム・ビデオやNetflixなどで利用できる。YouTubeも対応しているが、Premium会員のみ有効になる。  動画再生中にホーム画面に戻れば、自動的にピクチャ・イン・ピクチャ表示になる。再生場所は任意に動かせるので、操作の邪魔にはならない。ダブルタップすると少し大きく表示できるようになる。
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Amazonプライム・ビデオ再生中にホーム画面に戻ったところ。鬼滅の刃を見ているところだが、画面が黒いのは著作権保護機能のため

遅れて導入されたウィジェットの使い勝手は?

 遅ればせながら、iPhoneもウィジェットに対応した。アプリの情報をリアルタイムでホーム画面の任意の場所に表示する機能だ。ホーム画面の何もないところを長押しすると編集画面が開くが、その際、左上に表示される「+」をタップするとウィジェットの追加画面が開く。 「カレンダー」や「写真」「時計」「マップ」など、表示しておきたいアプリを選び、サイズを指定するとホーム画面に配置される。アプリを起動しなくても、予定や天気、iPhoneの利用時間などが一目で分かるのでとても便利だ。
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ホーム画面を長押しして「+」をタップするとウィジェットの追加画面が開く

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リマインダー、Googleフォト、スクリーンタイム、天気のウィジェットを表示した画面

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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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