更新日:2021年01月09日 17:20
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正月の大阪は“密”だった?「東通り商店街では飲み屋の出店ラッシュ」

キャバクラが続々とオープン

キャバクラ

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「コロナ禍にもかかわらず、東通りでは飲食店やキャバクラが続々とオープンしています。特に多いのは韓国系居酒屋。韓国ブームなのに今は旅行できないこともあって毎晩、若い女性で賑わっています。不動産関係の人の話によると、この辺りの家賃がかなり下落しているようなんです。まだまだ地価が高い北新地に比べると安いので、そっちの方から移転している店もあると思います。10数年前は居酒屋ばかりだった東通りですが、ここ数年はSNSで映えるトレンドグルメの店をオープンして1~2年で閉めて次のトレンドに移る……という店が多いですね」  去年の忘年会、そして今年の新年会を中止させる企業も多いが、筆者が取材した東通りでは友人同士で飲みに行くであろう若者の姿が目立っていた。また、現地で働くキャバ嬢からは「どこにも行けないので働くしかない」という声も……。 「大学から正月の帰省は避けるようにといわれているし家にいてもヒマなので結局、バイトするしかないんですよね。うちのキャストでアパレルと掛け持ちしている子は、今年は福袋の店頭販売を行わないので初売りの出勤がなくなってヒマだと言っていました。  東京では帰省できない人達で密になっていると聞きましたが、大阪も同じです。ヒマだからアルバイトに行ったり飲み会に行ったり、大阪市内全域で時短営業要請が出ているけれど、この辺りはミナミに比べると店が開いているので若者は集まってしまうんでしょうね」  1月2日は午後9時を過ぎても、東通りには多くの若者が集まっていた。北新地やミナミに比べるとひときわ人手はあり、この周辺だけは市の要請通りにはいかなかったように感じた。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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