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大阪・梅田のコリアンタウン化。コロナ禍で急加速のワケ

梅田がリトルコリア化

梅田

蛍光色のネオン管が目立つ梅田の韓国系料理店。違和感なく街に溶け込んでいる

 大阪のコリアタウンといえば鶴橋にある22000人以上の朝鮮系の人が暮らす生野コリアタウンが有名だった。しかし現在は、大阪を代表とする繁華街の梅田(通称:キタ)がリトルコリア化しているのだ。  コロナ禍での韓国料理店のオープンラッシュ、新たに誕生したリトルコリアには大勢の若者が集まっているという。新たにオープンした韓国系料理店が多く軒を連ねる阪急東通り商店街で話を聞いた。  リトルコリア化しているのは、JR大阪駅の東側を南北に伸びる新御堂筋の東側にある阪急東中通商店街だ。以前は大衆居酒屋や風俗の無料案内所などが並ぶサラリーマン向けの商店街だったが、今ではピンクや紫のネオンが光る韓国居酒屋が並んでおり若い女性客で賑わいを見せている。

客層がサラリーマンから若者へ

 梅田のリトルコリア化に一体、どんな背景があったのか。東通り商店街の事情に詳しく自らも飲食店を経営している男性に話を聞いた。 「梅田は元々、飲食店の流行の変化が激しい街。古くは個室居酒屋から食べ放題、数年前に流行ったタピオカや肉寿司など、その時々のブームに合わせた飲食店がオープンしてまた次の店へ……と移り変わっていきました。そのため、ここ数年で梅田に来る客層はサラリーマンから若者へと変化していきました。  現在、リトルコリア化しているのも韓国や東京の新大久保で流行っているネオン系韓国居酒屋をオープンして、その二番煎じで韓国系の店が続々オープンしたんです。コロナ禍にも関わらずネオン系韓国居酒屋は、私が知っているだけでも10店舗以上はオープンしていますね」
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ミナミの地代が高くてキタに流れた飲食店
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