更新日:2022年11月18日 20:24
スポーツ

創価大は“学会員”じゃないと入学できない? 噂の真偽を大学に聞く

スポーツ推薦と信仰問題

 宗教アレルギーの強い日本人からは、新興宗教への偏見や風当たりも強く「スポーツ推薦には、寄付の額や信仰の篤さが関係している」と考える人もいるようだ。しかし、こちらも入学時に信教を問わないのと同様に、担当の岩城氏いわく「関係ありません」とのこと。  篤信ぶりを基準にすると、良い選手が集まることを阻害する場合もある。今回の箱根駅伝での大躍進が、氏の回答の裏付けのひとつとなるのではないだろうか。
 個人の信仰については不明だが、実際、卒業生のなかにも、昨年パ・リーグで最多タイの11勝を挙げ日本シリーズでも快投を見せたソフトバンクホークスの石川柊太投手をはじめ、同大学は多くのプロスポーツ選手を輩出している。

強豪校の仲間入りを果たすか?

 今年の箱根路で往路優勝を果たした創価大学は、復路でも残り2キロまでトップを走っていた。さらには、走者の10人のうち6人が3年生以下ということで、箱根駅伝ファンからは来年への期待も大きい。学校としてはどう捉えているのか、岩城氏は「来年の箱根駅伝でもチャレンジ精神を忘れず頑張ってもらいたいと思います」と、期待をにじませていた。  類を見ない成長速度を見せる創価大駅伝部。信仰に関係なく入学することができることによって、一流の選手が集まる可能性は高くなる。そうなれば、きっと来年の箱根駅伝も盛り上げてくれるに違いない。そしていずれは宗教のイメージを払しょくし、強豪校の仲間入りを果たすかもしれない。<取材・文/Mr.tsubakig>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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