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年収400万円の会社員が40代で資産1億円達成「節約したカネすべてを投資に」

今、労働に縛られずに自由な生活を夢見る人が増えている。欧米を中心に世界的流行を見せる「FIRE」理論は「節約し、カネを貯め、そのカネを投資に回し、カネにカネを稼いでもらい早期リタイアする」というもの。果たして我々日本人にこれが可能なのだろうか? 昨秋1億円の資産とともにFIREを達成した男性に話を聞いた。

年収400万円台のサラリーマンが47歳で日本版FIREできた秘訣とは

FIRE

写真はイメージです

 日本人の平均年収は441万円といわれる。投資家のおけいどん氏(47歳)はそんな平均年収のサラリーマンながら、30代後半でFIREを目指し、昨秋1億円の資産とともに達成した。  おけいどん氏の資産形成術の基本は投資資金を貯めるための節約。日々飲料代を節約するためにマイボトルを持参する徹底ぶりだ。 「ラテマネー(飲み物などに使っている小さな支出)は一日150円だけでも1年間で5万5000円になります。こうしたものに限らず、支出するときは1年単位で計算するようにしました。格安スマホへの変更、スポーツ新聞はネットニュースで代用、お酒は家飲み、散髪は1500円、ふらっとコンビニに寄る習慣はやめる、これらを見直せば年間支出額は50万円減ります」  物欲を抑える工夫も凝らす。 「部屋のモノを減らし、余計なモノを持たないマインドをつくります。同時に自分の中でひとつは心を満たすモノを決めて、それに関する支出は大目に見て、他のすべての物欲を抑制させました」

コツコツやるのが重要

 このように支出を最適化させ、年間180万円ほどを投資または貯金。FIRE達成までひたすら継続した。 「25歳から日本株への投資を始めていましたが、FIREを目標にし始めたころから日本株を三菱商事などの高配当株にシフトしていきました。42歳からは外国株を含む投資信託を始め、44歳からマイクロソフトなどの外国株の個別株、ETF、REITに参入。日本株と外国株の比率は半々くらいですが米国株の比率は高くしています」  結果、昨年、25年間勤めた会社を退職、セミリタイア。今年は配当金、ブログ、執筆活動等で約400万円の収入を得る見込みだ。 「FIREのためには、まず人生設計をして、資産計画を練る。さらに投資戦略(投資ルール)を決め、『5年計画』『年間計画』に落とし込み、労働、節約、貯金、支出、投資、節税と可能なら副業の歯車を回し続けることが必要です。コツコツやるのが重要です」 FIRE
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おけいどん氏が所有する高配当銘柄とは?
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