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沖縄旅行をお得にする、ダイナミックツアーと日程ずらし

感染症対策を徹底し、なおかつ現地の状況をしっかりと理解して……

 とは言え、沖縄は他の都道府県以上に感染者は増えている。NHKの集計による4月11日段階での全都道府県別感染者数では10位となる10,704人となっている。その点を充分に理解した上で出掛けるべきだ。  また、沖縄県本島と離島の感染者数を県のホームページから知ることが出来る。沖縄であっても場所によって感染者数は低い場所があるということだ。4月11日現在で、沖縄県の感染者合計は10,565人となる。那覇市では3,226人でおよそ31%を占める。県中部の名護市では430人で4%、離島の宮古島市では473人で4%、石垣市では264人で2%と違いがある。この数字を念頭に目的地を決めるという方法もある。ただし、離島の場合は医療体制のひっ迫が考えられるので、自身がPCR検査を実施してから出かけるのはもちろんのこと、現地でもより慎重な行動が求められるのは当然の事だろう。

旅のバリエーションも増える

 単純な観光以外にも、分散型というテーマを入れた商品も出てきている。ANAの旅行事業を行うANA Xでは旅先でのワーケーションを推進し、オンラインツアーも手掛ける。JALの旅行事業部門JALPAKでもワーケーション、地域貢献でSDGsを進める。JALPAKは感染者数の低い地域へのツアーとして「星付きシェフが織りなすグルメコラボ企画in高知」を発売した。工夫をこらした旅の形がこれからも増えるだろう。 〈取材・文/北島幸司〉
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
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