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テレ東の名物プロデューサー・佐久間宣行が40代半ばで会社を辞めたワケ

人が語りたくなるような“祭り”をつくりたい

佐久間宣行――今後はどんなことに挑戦していく予定でしょう。 佐久間:まずは、多くの人が語りたくなる“祭り”をつくること。「テレビはオワコン」と言われても、結局、ネットに出てくるキーワードは、テレビ発のモノがいまだに多い。だから、思わずネットで語りたくなるような事件を起こすのが、今のテレビの価値だと思います。  あとは、予算やスケールのある作品。今までは予算がなくて実現できなかった企画書を握りしめていろんな所にプレゼンにいきますよ(笑)。ジャンルもバラエティだけでなく、ドラマもやりたいですね。今の日本には中年をテーマにした作品が少ないので、僕も当事者の一人として中年の生きざまを描いたドラマをつくっていければ。 ――一緒に仕事をしてみたい人は? 佐久間:まず、劇団ひとりは撮っていておもしろい芸人の一人なので、今後もぜひ一緒にやりたいです。あと、坂元裕二さんや三谷幸喜さん、大泉洋さんなど、自分が大好きな人たち。せっかく独立したので、そうした人たちと、いつかお仕事できたら嬉しいです。 ――最後に、佐久間さんが考える「笑い」とはなんでしょう。 佐久間:ベタでもいいけれど、どこかに“新しさ”や“発明”があることだと思います。「笑い」って残酷で、歌は何度でも聴いてもらえるけど、ネタは何回も同じものは見てもらえない。見慣れるとおもしろくないので、企画や登場人物など、どこかに新しさがないとダメなんです。だから、これからもインプットを怠らず、新しい笑いをひとつでも生み出せたら、それが僕のテレビへの恩返しなのかなと思っています。 【Nobuyuki Sakuma】 ’75年生まれ。テレビ東京のプロデューサーとして、『ゴッドタン』『ウレロ☆シリーズ』など多数の番組を手がけ、『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』では監督を務めた。’21年3月末にテレビ東京を退社。現在は、フリーのテレビプロデューサーとして活動 取材・文/藤村はるな 撮影/ティム・ギャロ ※5/25発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』より
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普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2019-2021~

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