エンタメ

NGT48・中井りかが追い求める理想のアイドル

3人を選んだ理由は?

NGT48・中井りか

左奥から中井、小熊倫実、對馬優菜子、小越春花

――プロデュース目線も交えながら3人を選んだ理由を教えてください。 中井 まずは今回の表題曲でもセンターを務める小越春花ちゃんは、16歳(選んだ当時)と若いし、感受性も豊かで自分の考えている世界観をちゃんと言葉にして作ることができる子です。普段の持ち物を観察していても私と同じガーリーなものが好きそうで、雲みたいな女子のイメージにピッタリだと思って選びました。新曲のセンターになるのを知らずに選んだから、先見の明があったんじゃないかと思ってます。私に(笑)  そして、小熊倫実ちゃんは1期生の同期。身長がみんなバラバラになるように選んだのもポイント。つぐは身長が高くて存在感もあるし、歌もダンスも上手くてアイドル性も高い。羨ましさもあったりするんですけど、つぐにしか出せない雰囲気が女の子からの憧れになれる要素を持っていると思いました。  (對馬)優菜子は掴みづらいところがあったり、無口で大人しいタイプ。でもインスタだと自分のセンスや好きなことを前面に出しているところが、ドンピシャで好き。あとはポンコツみもあるんですよ。そういう抜けてる部分とクールな部分のギャップが可愛いです。3人ともキャラは全然違うんですけど、憧れてる理想像は私と近いのかなと。みんな同じような私服だし、レッスン着の色ですら私たちだけ被ることがあるっていう(笑)

「人間嫌い」を公言する彼女がなぜ?

――プロデューサーは、いろいろな人間と関わったり、打合せや確認作業も多かったと思います。常々、「人間嫌い」を公言してる中井さんが、こんなに面倒なことをやってみようと? 中井 相変わらず人間は大嫌いですけど、メンバーは一緒に戦ってきた戦友というか、特別な思いがあって。やっぱり大人が決めると、何をするにも元々いるファンにはこういうのが受けるからっていうマーケティングや思考に凝り固まっているんじゃないかなって。私自身はアイドルを楽しんでいる姿がみんなの応援したくなるポイントだと思っているから、「私の理想のアイドルをやらせてもらいたい」という決意でお願いしたんですね。  だから単純にNGT48から派生したユニットではなく、単独でイベントやグッズも展開させていきたいです。NGT48には負けたくない。 ――かなり心境の変化があったんですね。 中井 NGT48って地方にいるからこその強みもあるし、新潟に来て6年経って、地元の方たちの協力だったり、温かさをずっと感じていて。それを感謝の形で還元していきたい。 でもコロナの影響で上手くいかない部分も多くて、ちゃんとアイドルができてないと感じる期間が長くなってしまったけど、ようやく徐々に動き始めて、コロナ禍での準備や体制が整ってきて、今回の新曲や映像配信など、自宅にいても楽しめるモノをたくさん出せたらいいなと思ってます。
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今のほうがやりたいことを実現できている
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