恋愛・結婚

花火デートで浴衣を着て大失敗。背中から出てきたものにゾクリ

 今年の夏はコロナ禍で思い出作りができなかったという人も多いはず。だからこそ、「あの頃は……」と過去の思い出が浮かんでくるもの。夏の風物詩といえば、浴衣や花火。彼氏との花火デートに、はりきって浴衣を着ていった女性を襲った災難とは!?

浴衣で花火デート。バスに乗り遅れたのが不幸の始まり

浴衣

※写真はイメージです。以下同(Photo by photolibrary)

「今年は一度も浴衣を着ていないんですよね……」    東京都内で人材派遣会社の事務として働いている中西三奈さん(仮名・28歳)は、一昨年の夏を思い出す。三奈さんは、同じ職場の別部署で働いている松本たかしさん(仮名・30歳)と付き合っていた。 「彼とは職場の新入社員の歓迎会で、一緒に幹事になったんです。お店のセッティングや、会費の回収、会計などもスムーズにこなしていて、素敵だなと思ったんです。歓迎会の帰りで一緒になった時に、『今度、一緒に飲みに行きましょう』と誘ったことがきっかけですね」  普段のデートは、松本さんがひとり暮らしする家で過ごすことが多かったという。

彼のために気合を入れた

「私が実家暮らしだったので、彼の家で過ごすおうちデートが定番でした。夏を迎えた頃に、私の家から遊園地の花火が見えると言ったら、『じゃあ、その遊園地まで花火を見に行こうか』って」  関東某県に住んでいた三奈さんは、わざわざ都内から1時間以上かけてやってくる彼氏のため、浴衣姿で驚かせようと思ったそうだ。 「以前、友人と隅田川花火大会に行ったことがあるのですが、ひとごみで浴衣もぐちゃぐちゃになり、カゴバッグについていた飾りも取れてなくなって。それ以来、浴衣は着ていなかったのですが、地元の遊園地はそこまで混雑せず、家からも割と近かったので。浴衣を着て、厚底の下駄も履きました」  メイクやネイルも気合を入れて、デートに向かった三奈さん。しかし、着付けをしてもらった呉服屋が混んでいたため約束の時間に遅れてしまい、遊園地に直行するバスに乗り遅れたそうだ。 「遊園地へはバスが一番早いのですが、本数が少ないんです。タクシーで遊園地まで向かうことにしました」  ここから運命の歯車が狂い始める。
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タクシーが向かった先は…
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