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人気フード編集者が選ぶ今だからこそ行きたい旨い店は「豪快な羊の塩茹で」と「バルで優しいスペイン料理」

店主が作り出す雰囲気がたまらないスペインバル

アニモの名物店主、多戸綾さん

 スペインバルって、店に立つ人のキャラでお店が育っていくと私は思う。スペインバルのアニモもそう。店主の多戸綾さんが作り出すバルの雰囲気がたまらない。  この店がかつて西荻窪にあったころ、立ち飲みで10人も入ればいっぱいになる小さな店内は、いつも紳士のお客さんでにぎわっていた。おじさまたちをバッサバッサと斬っていく綾さんの客あしらいがすごく気持ちよくて、みんな見事に斬られてご機嫌になって帰っていったっけ。
アニモ

削ぎたての「生ハム(ハモン・セラーノ)も堪能できる

家庭らしさ溢れるやさしいスペイン料理

アニモ

「アンダルシア風にんじんサラダ」や「スペインオムレツ」など、どれも優しい味わいで美味!

 もちろん料理もおいしい。バルの料理はややしょっぱいものがおおいのだけど、アニモの料理は塩も脂の加減もちょうどいい。やさしい料理がスペインの家庭らしさを醸し出している。
アニモ

写真は「レンズ豆と豚肉の煮込み」。黒板メニューは常時30種類以上ある

 近くに住んでいる人が羨ましい……と思う一軒。 【画像をもう一度見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 文/ツレヅレハナコ 構成/長谷川大祐(SPA!編集部)
食と酒と旅をこよなく愛する編集者。雑誌などのメディアやTwitter、Instagramでレシピや美味しいお店を発信中。新刊『ツレヅレハナコの2素材で私つまみ』がKADOKAWAより好評発売中。他にも『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)『ツレヅレハナコの南の島へ呑みに行こうよ!』(光文社)、『女ひとり、家を建てる』(河出書房新社)など著書多数。Twitter@turehana instagram@turehana1

ツレヅレハナコの旨いもの閻魔帳

“天国行き"のおいしい店リスト

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