更新日:2021年11月05日 01:01
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<マンガ>コロナの「本当の地獄」は集中治療室を出てから始まった

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久しぶりの橋本氏と再会

 この原稿を書いている前の日、久しぶりにハッシー橋本さんと会った。  あれ? 痩せたんじゃなかったでしたっけ? と、コロナで激やせしたのも今や昔。すっかり体重も戻られて、旨そうにハイボールを飲む姿に安堵した。そして話はやはりコロナのことに。  入院中のことだけでなく、一緒に罹患した奥さまのことや自宅療養中に助けてもらって友人のことなど、当時を振り返って面白おかしく話してくれたのだが、少し間をおいて呟いた一言が印象的だった。  友達がいたから助かった……。  自宅療養中、奥さまも罹患していたため、食事や飲料水を買いに出ることができなかった時に、近所に住んでいた友達が買い出しなどに行ってくれたこと、そしてハッシー橋本さんが入院中も自宅で療養を続ける奥さまを助けてくれたことで本当に助けられたと。

東京の感染者は激減しているが……

 東京を始め、全国的にコロナの感染者は激減の傾向にある。ワクチン摂取率も高く、どこかコロナを克服したような空気が漂っています。かくいう私も宣言明けに思わず飲みに走った一人です。  しかし、そんな今だからこそ、次の波に備える必要があるのではないでしょうか。  喉元過ぎれば熱さを忘れる……ではなく、喉元を過ぎた熱さを忘れずにいることが今、私たちに求められているのかもしれません。ハッシー橋本さんの体験を他山の石とするのは、人類がコロナを完全に克服した時ではないでしょうか。 作画/ハッシー橋本 文/長谷川大祐(SPA!編集部)
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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