更新日:2022年05月20日 19:08
エンタメ

上島竜兵さんの“純粋な面白さ”。水道橋博士「後輩芸人の憧れでした」

「芸人の真骨頂をやり続けてきた」

 豆絞りの手ぬぐいを巻いて一芸を磨くダチョウ俱楽部の姿は、舞台出身の希代の喜劇役者たちから愛されてきた。一方、繰り返し“お家芸”を求められる苦労もあったようだという。 「同じネタを何十年もやるわけですから、本人が飽きてしまう苦しみや『次はウケないかもしれない』という怖さがある。それでも、たけしさんがコマネチを復活させたり、志村けんさんが『アイーン』を続けたように、『待ってました!』と言われる芸で笑わせるのは芸人の真骨頂でしょう。それをダチョウ俱楽部はやり続けてきた」  ゆくゆくは上島さんも一座を率いる存在になっていたかもしれない。 ======

志村けんさんのように座長になっていたか?

「松竹新喜劇を率いた藤山寛美を尊敬していた志村さんは、’06年から舞台『志村魂』を続けていました。そこで竜さんに喜劇役者の道を示していたと思う。  役者や裏方のまとめ方、時代劇の発声方法から立ち回りまで、どう伝統を守り、玄人筋を納得させる笑いを生み出すのか。誰からも慕われ、太陽のような存在だった竜さんなら座長が務まったでしょう」  あまりにも早すぎる別れだった。 「#いのちSOS」 フリーダイヤル 0120(061)338 月・木:0時~24時(24時間) 火・水・金・土・日:8時~24時 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!5月17日発売号より
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週刊SPA!5/24・31合併号(5/17発売)

表紙の人/ ももいろクローバーZ

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