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瀬戸内寂聴さん、66歳年下の女性秘書を救った言葉「私なんてもっとコテンパン」

「瀬戸内寂聴という人間性に魅力された10年だった」

ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』5月27日から公開される

ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』5月27日から公開される。/©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会

 10年もの長きにわたり瀬戸内さんの秘書として仕えた。「とにかくチャーミングで少女のような若々しさと可愛らしさがありました。わがままで自由奔放なところもあり、振り回されたこともありましたが、瀬戸内の笑顔を見たり笑い声を聞いたりすると不思議と許せてしまう。会話をしていても楽しく、瀬戸内寂聴という人間性に魅力された10年だったと思います」と人柄を懐かしむ。  その懐かしさが『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』にも詰まっているという。「まさに私が知る瀬戸内の姿がそこにあって、まるで昨日のことのように色々な思い出が蘇りました」と太鼓判を押す。

瀬戸内寂聴さんは、本当にダメンズ好き!?

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©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会

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©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会

 瀬戸内さんはダメンズ好きという噂もあるが「お金がない、才能がない、女性にだらしないというダメ男が好きでした。私がいないとこの人はダメになってしまうと思えるような人に惚れるそうです。姉御肌というのか母性というのか、立派な人には興味はなくて、不良性に惹かれてしまうそうです」とかなりの筋金入り。  男女問わず美しいルックスには目がなく「中でも20年以上交流のあった市川海老蔵さんがダントツで好きでした。訳した源氏物語の光源氏を演じてその美しさに感動したと言っていました」。瀬戸内さんは最後の最後まで自らの美意識を貫いた人でもあった。
取材・構成:石井隼人
1984年生まれ、映画好きフリーライター!インタビュー、取材、レビュー、オフィシャルカメラマン、オフィシャルライター
…なんでもやるのでいつでもどこでもなんでもお仕事の御用命お待ちしております!映画パンフレットも結構書いてます!買ってください!
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監督:中村裕
出演:瀬戸内寂聴
プロデューサー:松浦敬 阿部毅 成瀬保則 伊豆田知子
配給:KADOKAWA 制作:スローハンド 協力:曼陀羅山 寂庵
©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会
上映時間:95分

角川シネマ有楽町他、全国ロードショー

HP:https://movies.kadokawa.co.jp/jakuchomovie//

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