更新日:2023年11月03日 09:56
ライフ

「久々のタイ旅行」でトラブル続出。クレジット決済したら10倍の値段に

 

カネに困った日本人が詐欺師になるケースも

  バンコク「最近は日本人経営のボッタクリバーもあるくらいで、騙される人が増えていますね」  バンコク在住15年の高橋さん(42歳・仮名)はそう語る。相手が日本人だからと言って、安心はできないのだ。 「僕の知る限り、タイ人の詐欺師はあまりいないかなって。インドや中東系が多い印象ですが、現地に住んでいる日本人でカネに困って詐欺師になった人もいます」  仲良くなってお金を貸したら返ってこない、あるいは何かを買わせるなどのトラブルがあるだろう。

イカサマ賭博のサイコロやトランプに注意

 バンコクで昔から有名な詐欺では、現地で「いっしょに遊ぼう」と声を掛けられて、サイコロやトランプなどの賭博に興じると、じつはすべてイカサマで「さあ、払え」というものが知られている。  筆者の記憶では、25年前ぐらいからあったと思う。  大使館のホームページやガイドブックなど、さまざまな媒体で注意喚起されているが、なぜかいまも被害が絶えないようだ。タイにおいても金品を賭ける賭博行為は違法、処罰される可能性があるので関わってはならない。
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実録! 若き日本人旅行者の悲劇
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旅行作家、旅行ジャーナリスト。著書の『ブラックロード』シリーズは10冊を数える。近著に『ウクライナに行ってきました ロシア周辺国をめぐる旅』(彩図社)がある。人生哲学「楽しくなければ人生じゃない」

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