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約3畳の“倉庫”で生活する30代派遣切り男性。住所がないから就活もできない――失業の恐怖トップ10

その物件に住む条件は…

「その物件に住むには生活保護を受けることが必須になっていて、受給できてからは月々5万円ほど家賃としてかかってくる契約だった。  いわゆる、貧困ビジネスでした。生活保護を受けるつもりはないし、私はまだまだ働き盛り。国からの支援を受けてまで家が欲しいとは思いませんでした」

3畳の“倉庫”にたどり着くも…

 その後、また掲示板経由で個人経営の塗装会社の家主から「一時避難先として」という施しを受け、現在の約3畳の“倉庫”にたどり着いた北村さん。  もともと居住スペースではないため、事務所に置いてあったスノコを2つ繫げたものをベッド代わりに。当然風呂もないので、備え付けの水道で頭を水洗いし、体は濡れタオルで拭くのが風呂の代わりだ。
貧困パンデミック

風呂もなく、水道で頭を水洗い

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