仕事

約3畳の“倉庫”で生活する30代派遣切り男性。住所がないから就活もできない――失業の恐怖トップ10

一刻も早く家を見つけたい

貧困パンデミック

ベッド代わりのスノコ

 タダで住めるのはありがたいが、ペンキの入った一斗缶や掃除用具、ゴミ袋や会社の備品と一緒に押し込まれており、とても人の住める場所ではない。あわよくば就職も……と考えたそうだが、雇うのは難しいと断られてしまった。 「就活するためには住所が必要ですが、ここを住所にすることはできません。いつまで寝泊まりさせてもらえるかもわかりません。  追い出されることになったらまたホームレス状態になってしまうので、一刻も早く家を見つけたい。今は日雇いで稼ぎながら生活費を切り詰め、この生活から抜け出すための資金を貯めています」

ビジネススキルなく、デジタルにも疎い…厳しい再就職

 将来への希望を口にしつつ、小さく丸まった背中には悲壮感が漂う。また、職を転々としてきた彼にこれといったビジネススキルはなく、デジタルにも疎いという。  再就職の道は厳しいが、一刻も早く家が持てることを願う。 【関連記事】⇒年収100万円台の衝撃。トランクルーム1畳半に住む40代に聞いた <取材・文/週刊SPA!編集部>
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