ライフ

1年に3回以上「お正月」がある国も。日本と異なる年末年始、“多民族国家”ならではの事情

インド系の正月(光の祭典)「ディーパバリ(ディーワリ)」

コーラム

インド系の正月には米粒に彩色して描かれている「コーラム」と呼ばれる砂絵が商業施設などにも登場する

 本国の伝統同様に、甘いスイーツやスナック菓子を大量に作ったり、用意したりして、家族や親戚と集まってみんなで食べて祝う。典型的なものがムルック(米粉のスナック菓子)で、ほかにもインド系がふだんからよく食すお菓子のアディラサム(インド風ドーナツ)、マイソールパク(ひよこ豆のケーキ)などがある。  ところで、三大民族の正月前夜や当日の定番となっているのが打ち上げ花火。夜中12時前になると公共の場所だけではなく個人の自宅や商店街、路地などで大量に打ち上げる。爆音が響き渡り、辺りは火薬の匂いと煙で充満する。日本では近所迷惑なだけではなく火事などの危険もあるためとても考えられない祝い方。  マレーシアでは単純計算すると4ヶ月に1度お正月がやってくることになり、気がつくと1年があっという間に過ぎてしまうのだ。 <取材・文・撮影/逗子マリナ>
2016年からマレーシア在住のフリーランスライター。「地球の歩き方webクアラルンプール特派員」。日本のメディア・企業向けにリサーチ、現地情報収集、観光情報、国際展示会取材など幅広く活動中。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。
1
2
3
4
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート