更新日:2022年12月30日 08:22
エンタメ

DJ社長、大炎上に「悪気はない」YouTuber引退宣言の真相を直撃

バズるとわかっているなら「真っ先に声をかける」

ガン黒ギャル

ガン黒ギャルに変身したレペゼンフォックス。画像は『大炎上 レペゼンフォックス1st Artist BOOK』(宝島社)より

 また、海外アーティストの特徴として、他のアーティストとコラボして楽曲を作る“フィーチャリング”が多く、それが音楽チャートを席巻していることにも触れる。 「アメリカのビルボードチャートでは、TOP100ランキングのうち、半分くらいがフィーチャリングの楽曲なんです。一方、日本ではソロの楽曲がチャートインすることが非常に多い。海外へ挑戦するためにはコラボが大事だと思い、インドネシアやタイの人気アーティストとコラボした楽曲を発表してきました。  今後はYouTubeの更新頻度を下げるので、音楽に集中する時間がたっぷりできる。積極的に海外アーティストとコラボした楽曲制作にも取り組んでいく予定です」 DJ社長 これまでYouTubeの企画を考える際も「コラボしかやろうと思わなかった」と話すDJ社長。コラボにこだわる理由をこう語る。 「YouTuber同士でコラボして、ファンを分け合った方がいいし、一緒にやった方が絶対に面白い。コラボしようと思った際も自分でDMして打診するんですよ。それも相手がYouTubeでバズる前に真っ先に声をかけることを意識しています。  たとえば、今ではYouTubeでも人気になった那須川天心(格闘家)や深田えいみ(セクシー女優)などは、僕らが初めてのコラボだったんですよ。『乗っかるのはダサい』って言われることもありますけど、乗っからなくて結果を出せないのが、もっとダサいと思うんですよね。バズるとわかっているなら、それにあやかってコラボし、面白いものを生み出す。そして、ファンに喜んでもらうのがいちばん大事だと感じています」

ネット特有の炎上に耐えられるYouTuberだけが残っていく

DJ社長 DJ社長といえば「炎上」という言葉が良くも悪くも“お家芸”のような印象がある。  人によっては、諸刃の剣になりかねない炎上だが、何があろうともポジティブでいられるのは「悪気はなく、素直にやっているから」なのだとか。 「僕たちは炎上しても“被害者を出していない”のが、他と違うところだと思います。ドッキリ動画やインドの『ナマステポリス』動画も、特に悪意があってやったわけじゃない。かつてのテレビ全盛の時代では、視聴者から“嫌われないこと”が人気を保つ秘訣だったりしますが、それだけだと当たり障りのないことしかできません。  でも今のネットカルチャーって、奇抜でインパクトのあるコンテンツの方が支持されやすいし、注目もされる。別にYouTubeも、好きな人だけが見にきてくれたらいいわけですし、自分のやりたいことをとことん貫けばいいんじゃないでしょうか。そういう意味でも、今後YouTuberは炎上を乗り越られる人だけが長く残っていくと思いますね」
DJまる

DJまるの「白い粉」疑惑。画像は『大炎上 レペゼンフォックス1st Artist BOOK』(宝島社)より

 2022年は、立て続けに一世を風靡したYouTuberが活動休止や引退を表明したが……。 「もともとYouTuberになろうと思ってYouTubeを始めたわけではないので。僕らは2016年1月からYouTubeを始めたんですが、その前からTwitterのフォロワーがすでに20万人くらいいて。『これからYouTubeの時代が来る』と予想していたんで、そのブームに乗っかっただけなんですよ。なので今回、引退を発表したのは、YouTuberとしてスターダムにのし上がるのではなく、ずっとやってきたアーティスト活動に本腰を入れ、本気で世界を取りにいきたいからです」
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2023年の活動は?
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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大炎上 レペゼンフォックス1st Artist BOOK

大人気YouTuberであり、世界各地で活躍するアーティスト集団でもある【Repezen Foxx(レペゼンフォックス)】の1st 写真集。普段とは違う爽やかでかっこいい一面から、マンバギャルに変身するなどRepezen Foxxならではのおふざけ企画まで盛りだくさん。また、メンバーそれぞれのロングインタビューも必見!過去から現在、これからのことまで赤裸々に語る。
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