渡部建「もうやっぱりテレビには戻れないなって」現在は講演を中心に活動…語った“50歳からの再挑戦”
もう一歩だけ、前に進ませてほしい
――でも、テレビの世界に未練はありませんか? 地上波ではありませんが、先日出演された『有田哲平の引退TV』(AbemaTV)は100万視聴を超え、同局のバラエティ番組新記録を樹立しました。
渡部:有田さんに芸能界引退を迫られたのは、ちょっとびっくりしましたけど(笑)。でも、なぜ芸能活動を再開したのかなど、僕の胸の内をしゃべる機会がいただけなかったので、あの番組に集約していただいて本当にありがたかったです。
実は有田さんとは若手時代に同居していた時期もあり、当時は365日一緒に過ごしていたんです。小僧の時からずっと可愛がってもらっていたのですが、不祥事以降はお話をする機会がなくて……。
番組で有田さんは「中途半端に連絡を取りたくなかった」「俺が育てた渡部の言動に責任を感じていた」とおっしゃっていましたが、あのような形で僕を呼んでくれて、本当に愛を感じましたね……。
――『引退TV』では、渡部さんがラジオ番組のキャスティングなどの仕事もしていると。
渡部:そうなんです。スタッフが出演をお願いしてうまくいかないことでも、僕が知り合いづてに「実は今こういう仕事もしていまして。お時間を取らせないので、どうか出演していただけませんか?」とお願いすると、「しょうがないな」と承諾いただける場合が結構あるんです。
芸能界しか知らない歪なキャリアだと思っていたのですが、意外な業種で自分のスキルが発揮できることにも気づきました。
――スキルというのは具体的にどういった点ですか?
渡部:僕はまだまだ営業の素人ですけど、書籍の内容のように、若い営業マンならガツガツ行くところをグッと一歩引けるとかですね。やっぱり、これは長年芸人のキャリアで積み上げてきたものかなと。
なんとなく人の顔を見て、こういうタイミングでこう言うと、不愉快な思いをするだろうなといったさじ加減は培えたのかなと思います。
1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿
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