渡部建「もうやっぱりテレビには戻れないなって」現在は講演を中心に活動…語った“50歳からの再挑戦”
心が卑しいと、何も満たされない
――自業自得という声もありますが、再起を図ろうとする渡部さんだからこそ語れることもあるはずです。
渡部:いや、僕はもうそんなことが言える立場じゃないので(笑)。
――書籍ではネガティブなことをポジティブに変える「ポジティブ変換」についても語られていますよね。
渡部:これは自分に無理やり言い聞かせている言葉でもあるのですが、失敗しても「登山を2回楽しめる」ということですかね。今は新しい仕事が1本決まるたびに、ものすごくありがたみを感じるようになりました。「渡部建」という看板ではなく、純粋に僕の何かを必要として依頼してくださるので、喜びを感じています。
かつては、必要とされているからテレビ番組に呼ばれているのだと思っていたのですが、よく考えたら、どうしても渡部じゃなきゃいけない仕事が果たしていくつあったんだろう?って。
不祥事の前は、何が何だかわからないまま、来た仕事をこなしていた状態だったので忙しすぎて時間が足りず、一つ一つに全力をつぎ込めなくなっていたんですよね。取材一つをとっても「これ1時間も必要かな? 30分にできない?」とか言って。その結果、周囲ともギスギスするようになって……。
そういうふうになったら、結局何も残らないんです。自分の心が卑しかったら、何も満たされない。その先にゴールはない。何もないんですよ。
――今のほうが幸せを感じているんですね。
渡部:はい! 家族や大切な友人との半径2mぐらいの幸せを確保することが、一番大事なことだとわかりました。
1980年東京生まれ。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経てフリーランス。通信社で俳優インタビューを担当するほか、ウェブメディア、週刊誌等に寄稿
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